柳裕也

























































柳 裕也
中日ドラゴンズ #17

柳裕也.jpg
郷土の森第一野球場にて(2016年11月27日)

基本情報
国籍
日本の旗 日本
出身地
宮崎県都城市
生年月日
(1994-04-22) 1994年4月22日(24歳)
身長
体重

180 cm
85 kg
選手情報
投球・打席
右投右打
ポジション
投手
プロ入り
2016年 ドラフト1位
初出場
2017年5月23日
年俸
1,450万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)



  • 横浜高等学校

  • 明治大学


  • 中日ドラゴンズ (2017 - )




柳 裕也(やなぎ ゆうや、1994年4月22日 - )は、宮崎県都城市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。




目次






  • 1 経歴


    • 1.1 プロ入り前


    • 1.2 プロ入り後




  • 2 選手としての特徴


  • 3 詳細情報


    • 3.1 年度別投手成績


    • 3.2 記録


    • 3.3 背番号


    • 3.4 登場曲




  • 4 脚注


  • 5 関連項目


  • 6 外部リンク





経歴



プロ入り前


宮崎県都城市出身[2]。小学3年から都城市の志比田スポーツ少年団で野球を始め、小学6年の時に軟式の全国大会で優勝した[3]。なおこの時期に父親を交通事故で亡くしており、当時12歳の柳が喪主を務めた[4][5]。都城市立小松原中学校では都城シニアに所属。3年ではシニアの日本代表に選ばれ、アメリカで開かれた少年野球全米選手権大会で優勝し、最も優れた投手に贈られるサイ・ヤング賞を受賞した[2]


横浜高校進学後、2年の春に第83回選抜高等学校野球大会に出場。初戦の波佐見高校戦は中継ぎで3回2安打6奪三振1失点と好投するが、打線が松田遼馬に抑えられ敗退した[6]。2年の夏は神奈川県大会5回戦で第83回選抜高等学校野球大会を制覇した渡辺勝擁する東海大相模高校を8回途中1失点の好投で破った[2]。決勝は桐光学園高校の1年生松井裕樹と投げ合い、9回途中1失点の好投、チームは10回サヨナラ勝ちで第93回全国高等学校野球選手権大会出場に貢献した。初戦となった2回戦の長坂拳弥擁する健大高崎高校戦は5回まで0に抑えるが、6回に5点を失い降板。チームはその後10回サヨナラ勝ちを収めた[7]。3回戦の智弁学園戦では青山大紀、中道勝士のバッテリーと投げ合い8回まで1点に抑え、9回に先頭打者にヒットを打たれ降板。その後、後続のピッチャーが打たれ、逆転負けを喫した[8]。3年の春には第84回選抜高等学校野球大会に出場。初戦の和田恋擁する高知高校戦は9回3安打完封[9]。2回戦の園部聡擁する聖光学院高校戦では9回1失点、打っても3安打1本塁打と活躍した[10]。準々決勝の関東一高校戦は中村祐太と投げ合い、8回まで2失点と好投するも、9回に勝ち越しを許し、敗退した[11]。3年の夏は神奈川県大会準々決勝で2年連続で桐光学園の松井と投げ合い、3-4で敗れた[12]。甲子園通算6試合、42回2/3、37奪三振、防御率2.74。1学年先輩に乙坂智、近藤健介、同期に田原啓吾、2学年後輩に高濱祐仁、淺間大基がいる。


明治大学に進学後、1年の春から東京六大学リーグに出場。第44回明治神宮野球大会では道都大学戦に先発し、5回を無失点に抑えた[13]。2年秋から主力投手として活躍。3勝1敗、防御率2.21の成績でリーグ優勝に貢献。第45回明治神宮野球大会ではリリーフで3試合を6回を無失点に抑え、準優勝に貢献した。3年の夏にユニバーシアードの日本代表に選ばれた。大会後の秋は、リーグトップの60回、5勝を記録し[14]、初のベストナインに輝いた。キャプテンとなった4年の春は10試合に投げ、6勝1敗、87奪三振、防御率0.87と勝利数、奪三振、防御率でリーグトップを記録し、2季連続のベストナインに選ばれ、3季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した[15]。第65回全日本大学野球選手権大会では初戦の関西国際大学でリリーフで登板するも、タイブレークの末、敗れた[16]。大会後、日米大学野球選手権大会の代表に選出。2試合目に先発し、7回を8者連続三振を含む12奪三振無失点の好投を見せ[17]、5試合目にも先発し、5回途中7奪三振無失点の好投で、大会連覇に貢献し、柳はMVP、最優秀投手に輝いた[18]。大会後は第28回ハーレムベースボールウィークの代表に合流した。4年秋になると、リーグ史上15人目となる300奪三振を記録[19]。早稲田大学戦では12回20奪三振を記録した[20]。5勝0敗、防御率1.64で3季連続のベストナイン、リーグ連覇に貢献した。第47回明治神宮野球大会では初戦の関西大学戦は5回を無失点、準決勝の上武大戦も7回を無失点に抑え、ホームランも1本打ち、投打で勝利に貢献した。決勝の桜美林大学戦は佐々木千隼と投げ合い、柳は2点を先制され、4回で降板するが、打線が逆転し、星知弥が残るイニングを0に抑え、全国制覇を成し遂げた[21]。リーグ通算23勝8敗、288回1/3、338奪三振、防御率1.84。2学年先輩に山崎福也、糸原健斗、1学年先輩に上原健太、坂本誠志郎、高山俊、同期に星知弥、佐野恵太、中道勝士がいる。


2016年のプロ野球ドラフト会議で、中日ドラゴンズと横浜DeNAベイスターズから1巡目で指名。抽選の結果、中日ドラゴンズが交渉権を獲得した。契約金1億円、年俸1,500万円という条件で入団した[22]。背番号は17



プロ入り後


2017年6月18日の埼玉西武ライオンズ戦で7回3失点と好投しプロ初勝利を挙げた[4][5]。この日は父の日であり、ウイニングボールを父の仏壇に置くと語った[4][5]


2018年4月10日の東京ヤクルトスワローズ戦では、直前に行われた読売ジャイアンツ3連戦において3試合合計で35安打・28得点と打撃好調のヤクルト打線に対し、被安打2奪三振6とほぼ完ぺきな投球を披露し、自身初の完投を完封で飾った。なおこの完封は、2018年度NPBの公式戦における完封一番乗りとなった。



選手としての特徴


オーバースローから直球とカットボール、カーブを軸に投球を組み立てる[23][24]。大学時代には最速150km/hをマークし[25]、良質なタテ回転のスピンがかかっており、伸びがある。カーブは110km程度の速度で、一旦浮き上がってから縦に大きく落ち、大学時代はあらかじめサインを出してわかっていないと捕手が取れないほどだった[24]。プロ入り後、直球の球速は常時130km/h台を計測[26]



詳細情報



年度別投手成績






































































































































































W
H
I
P

2017

中日
11 7 0 0 0 1 4 0 0 .200 202 50.1 42 5 12 0 0 45 2 0 25 25 4.47 1.07

2018
10 10 1 1 0 2 5 0 0 .286 237 53.1 59 2 18 0 2 42 0 0 34 31 5.23 1.44

NPB:2年
21 17 1 1 0 3 9 0 0 .250 439 103.2 101 7 30 0 2 87 2 0 59 56 4.86 1.26

  • 2018年度シーズン終了時


記録


投手記録


  • 初登板:2017年5月23日、対横浜DeNAベイスターズ10回戦(横浜スタジアム)、8回裏に4番手で救援登板、1回無失点

  • 初奪三振:同上、8回裏に梶谷隆幸から空振り三振

  • 初先発登板:2017年6月3日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦(ナゴヤドーム)、6回4失点で敗戦投手

  • 初勝利・初先発勝利:2017年6月18日、対埼玉西武ライオンズ3回戦(ナゴヤドーム)、7回を3失点[27]

  • 初完投・初完封勝利:2018年4月10日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(ナゴヤドーム)、2安打6奪三振2四球[28]


打撃記録


  • 初打席:2017年6月3日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦(ナゴヤドーム)、3回裏に美馬学から見逃し三振

  • 初安打・初打点:2017年6月25日、対読売ジャイアンツ12回戦(東京ドーム)、6回表に山口俊から遊撃適時内野安打



背番号



  • 17 (2017年 - )


登場曲




  • ゆず「ヒカレ」(2017年)


  • 安室奈美恵「Hero」(2018年 - )



脚注


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  1. ^ “中日 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2019年1月20日閲覧。

  2. ^ abc横浜・柳が好投&決勝打/神奈川大会 スポニチアネックス 2011年7月24日配信


  3. ^ 野球人生変えた「怪物」への憧れ 中日ドラ1右腕が横浜高を選んだ理由 フルカウント 2017年1月16日

  4. ^ abc【中日】ドラ1柳、小6時に他界した父に捧ぐプロ初勝利

  5. ^ abc小学6年生のときに父を亡くした野球少年。“父の日”にプロ初勝利を挙げた


  6. ^ 横浜-波佐見


  7. ^ 健大高崎-横浜


  8. ^ 智弁学園-横浜


  9. ^ 高知-横浜


  10. ^ 横浜-聖光学院


  11. ^ 関東一-横浜


  12. ^ 「横浜「4季連続」逃す 桐光学園が昨夏の雪辱」『』。2018年7月31日閲覧。


  13. ^ 明大・柳が5回無失点の好投/神宮大会 日刊スポーツ 2013年11月17日配信


  14. ^ 2015秋季リーグ戦


  15. ^ 明大・柳が4冠!V導いた鉄腕「防御率は目標にしていた」 スポニチアネックス 2016年5月31日配信


  16. ^ 明大、タイブレークで競り負け初戦敗退 デイリー 2016年6月8日配信


  17. ^ 【侍ジャパン大学】G今秋ドラ1候補の明大・柳、上原超えの8連続K! スポーツ報知 2016年7月14日配信


  18. ^ 【侍ジャパン大学】連覇!柳がMVP&最優秀投手 スポーツ報知 2016年7月18日配信


  19. ^ 明大・柳 広島・野村先輩以来の300K 4球団スカウト視察 スポニチアネックス 2016年10月2日配信


  20. ^ 明大・柳 20K12回完投!西武・渡辺SD「すぐに投げられる1番手」 スポニチアネックス 2016年10月16日配信


  21. ^ 明大の柳と星、万感の涙=初の日本一で有終-明治神宮野球 時事通信 2016年11月16日配信


  22. ^ 【中日】ドラ1柳「一日、一日全力を」契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円で仮契約 スポーツ報知 2016年10月16日配信


  23. ^ 小6で喪主 中日ドラ1柳 父の日に天国へ届け…初勝利「伝えたいです」スポニチ

  24. ^ ab清水岳志 (2016年10月14日). “明大・柳裕也がドラ1候補に挙がる理由 完成度の高さと学生随一の人間力”. スポーツナビ. https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201610140001-spnavi 2018年4月10日閲覧。 


  25. ^ 【明治神宮大会】中日・ドラ1柳&ヤクルト・ドラ2星の豪華リレーで明大初戦突破スポーツ報知


  26. ^ 立浪和義コラム「柳裕也選手への期待」週刊ベースボールONLINE


  27. ^ “中日 ドラ1柳がプロ初勝利 チームは交流戦5割で終了”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2017年6月18日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/18/kiji/20170618s00001173306000c.html 2017年6月18日閲覧。 


  28. ^ “中日・柳、プロ初完投初完封で今季初勝利 好調ヤクルト打線をわずか2安打”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2018年4月10日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/04/10/kiji/20180410s00001173266000c.html 2018年4月10日閲覧。 




関連項目



  • 宮崎県出身の人物一覧

  • 明治大学の人物一覧

  • 中日ドラゴンズの選手一覧

  • 大谷・藤浪世代



外部リンク






  • 個人年度別成績 柳裕也 - NPB.jp 日本野球機構















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