マイラーズカップ
読売マイラーズカップ Yomiuri Milers Cup[1] | |
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2012年マイラーズカップ (優勝馬・シルポート) | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 京都競馬場 |
創設 | 1970年4月12日[2] |
2016年の情報 | |
距離 | 芝1600m |
格付け | GII |
賞金 | 1着賞金5900万円 |
出走条件 | サラ系4歳以上(国際)(指定) |
負担重量 | 別定 |
出典 | [3][4] |
マイラーズカップは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。競馬番組表での名称は「読売マイラーズカップ(よみうりマイラーズカップ)」と表記している[3][4]。
寄贈賞を提供する読売新聞社は、東京・大阪・福岡に本社を置く新聞社[5]。
正賞は読売新聞社賞[3][4]。
目次
1 概要
1.1 競走条件
1.2 賞金
2 歴史
2.1 歴代優勝馬
3 脚注・出典
3.1 参考文献
3.2 注釈
3.3 出典
3.3.1 各回競走結果の出典
4 外部リンク
概要
マイル路線の拡充、および短距離適性馬にも活躍の場を設けることを目的として、1970年に創設された5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走[5][6]。安田記念の前哨戦として位置づけられているほか、ヴィクトリアマイルの前哨戦としての側面も併せ持ち、春の短距離路線を歩む馬にとって重要な競走とされている[5][6]。2014年から1着馬に安田記念の優先出走権が与えられている[5][6]。
創設から2011年までは主に阪神競馬場で行われていたが、2012年より開催時期を1週繰り下げ、京都競馬場での施行に変更された[5][6]。競走名は1974年に「読売杯マイラーズカップ(よみうりはいマイラーズカップ)」に変更された[2]後、1980年より現名称となった[6]。
外国産馬は1989年から、地方競馬所属馬は2000年からそれぞれ出走可能になり、2004年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[2]。
競走条件
以下の内容は、2017年現在[3][4]のもの。
出走資格:サラ系4歳以上
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(9頭まで、優先出走)
負担重量:別定
- 56kg、牝馬2kg減
- 2016年4月23日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
- 2016年4月22日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
安田記念のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は安田記念の出走候補馬(3頭まで)に出走資格が与えられている[7][8]。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬に、安田記念の優先出走権が与えられる[7][8]。
賞金
2016年の1着賞金は5900万円で、以下2着2400万円、3着1500万円、4着890万円、5着590万円[3][4]。
歴史
- 1970年 - 5歳以上の馬による重賞競走として新設、阪神競馬場の芝1600mで施行[6]。
- 1974年 - 名称を「読売杯マイラーズカップ」に変更[2]。
- 1980年 - 名称を「読売マイラーズカップ」に変更[2]。
- 1984年 - グレード制施行によりGII[注 1]に格付け。
- 1989年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[2]。
- 2000年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[2]。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「4歳以上」に変更[2]。
- 2004年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が5頭まで出走可能となる[2][9]。
- 2005年 - 外国調教馬の出走枠が9頭に拡大[2][10]。
- 2014年 - この年から1着馬に安田記念の優先出走権を付与[6]。
歴代優勝馬
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第5回から第10回まで「読売杯マイラーズカップ」、第11回以降は「読売マイラーズカップ」[2]。
回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 1970年4月12日 | 阪神 | 1600m | トウメイ | 牝4 | 1:39.6 | 簗田善則 | 坂田正行 | 近藤克夫 |
第2回 | 1971年4月11日 | 阪神 | 1600m | トウメイ | 牝5 | 1:36.1 | 清水英次 | 坂田正行 | 近藤克夫 |
第3回 | 1972年4月29日 | 京都 | 1600m | ロングワン | 牡4 | 1:36.1 | 武邦彦 | 松田由太郎 | 中井長一 |
第4回 | 1973年4月15日 | 阪神 | 1600m | タイテエム | 牡4 | 1:39.9 | 須貝彦三 | 橋田俊三 | (有)名鯛興業 |
第5回 | 1974年5月4日 | 京都 | 1600m | マチカネハチロー | 牡4 | 1:35.9 | 福永洋一 | 清田十一 | 東豊産業(株) |
第6回 | 1975年4月13日 | 阪神 | 1600m | キタノカチドキ | 牡4 | 1:36.1 | 田島信行 | 服部正利 | 初田豊 |
第7回 | 1976年4月10日 | 阪神 | 1600m | シルバーランド | 牡6 | 1:35.5 | 高橋成忠 | 佐藤勇 | 冨士田竹三 |
第8回 | 1977年4月9日 | 阪神 | 1600m | ゴールドイーグル | 牡7 | 1:36.4 | 内田国夫 | 伊藤雄二 | 石坂達也 |
第9回 | 1978年4月8日 | 阪神 | 1600m | インターグロリア | 牝4 | 1:35.2 | 福永洋一 | 柳田次男 | 松岡正雄 |
第10回 | 1979年4月7日 | 阪神 | 1600m | バンブトンコート | 牡4 | 1:36.0 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 樋口正蔵 |
第11回 | 1980年4月5日 | 阪神 | 1600m | ニチドウアラシ | 牡4 | 1:34.9 | 村本善之 | 坂田正行 | 山田敏夫 |
第12回 | 1981年3月8日 | 阪神 | 1600m | カツラノハイセイコ | 牡5 | 1:37.5 | 河内洋 | 庄野穂積 | 桂土地(株) |
第13回 | 1982年3月14日 | 阪神 | 1600m | カズシゲ | 牡5 | 1:34.7 | 出口隆義 | 須貝彦三 | 萩英男 |
第14回 | 1983年3月13日 | 阪神 | 1600m | ロングヒエン | 牡4 | 1:37.4 | 河内洋 | 小林稔 | 中井長一 |
第15回 | 1984年2月26日 | 阪神 | 1600m | ローラーキング | 牡6 | 1:37.2 | 丸山勝秀 | 中村好夫 | (株)ホースメン |
第16回 | 1985年2月24日 | 阪神 | 1600m | ニホンピロウイナー | 牡5 | 1:34.4 | 河内洋 | 服部正利 | 小林百太郎 |
第17回 | 1986年2月23日 | 阪神 | 1600m | ロングハヤブサ | 牡5 | 1:36.1 | 南井克巳 | 小林稔 | 中井長一 |
第18回 | 1987年3月1日 | 阪神 | 1600m | コンサートマスター | 牡5 | 1:35.0 | 松本達也 | 中尾正 | 廣嶋誠二 |
第19回 | 1988年2月28日 | 阪神 | 1600m | ミスターボーイ | 牡6 | 1:34.6 | 村本善之 | 中尾正 | 小原巖 |
第20回 | 1989年2月26日 | 阪神 | 1600m | ミスティックスター | 牡6 | 1:36.3 | 山田和広 | 坪正直 | 山本衛 |
第21回 | 1990年2月25日 | 阪神 | 1600m | メジロワース | 牡5 | 1:36.6 | 松永幹夫 | 浅見国一 | (有)メジロ牧場 |
第22回 | 1991年2月24日 | 中京 | 1700m | ダイタクヘリオス | 牡4 | 1:41.2 | 武豊 | 梅田康雄 | 中村雅一 |
第23回 | 1992年3月1日 | 阪神 | 1600m | ダイタクヘリオス | 牡5 | 1:36.2 | 岸滋彦 | 梅田康雄 | 中村雅一 |
第24回 | 1993年2月28日 | 阪神 | 1600m | ニシノフラワー | 牝4 | 1:36.4 | 河内洋 | 松田正弘 | 西山正行 |
第25回 | 1994年3月6日 | 中京 | 1700m | ノースフライト | 牝4 | 1:40.6 | 武豊 | 加藤敬二 | (有)大北牧場 |
第26回 | 1995年3月5日 | 京都 | 1600m | ビッグショウリ | 牡4 | 1:35.4 | 塩村克己 | 中尾正 | (有)ビッグ |
第27回 | 1996年3月3日 | 阪神 | 1600m | ニホンピロプリンス | 牡7 | 1:33.5 | 小林徹弥 | 目野哲也 | 小林百太郎 |
第28回 | 1997年3月2日 | 阪神 | 1600m | オースミタイクーン | 牡6 | 1:35.0 | 武幸四郎 | 武邦彦 | 山路秀則 |
第29回 | 1998年3月8日 | 阪神 | 1600m | ビッグサンデー | 牡4 | 1:33.9 | 蛯名正義 | 中尾正 | (有)ビッグ |
第30回 | 1999年3月7日 | 阪神 | 1600m | エガオヲミセテ | 牝4 | 1:35.6 | 河内洋 | 音無秀孝 | 小田切有一 |
第31回 | 2000年4月15日 | 阪神 | 1600m | マイネルマックス | 牡6 | 1:34.3 | 佐藤哲三 | 中村均 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
第32回 | 2001年4月14日 | 阪神 | 1600m | ジョウテンブレーヴ | 牡4 | 1:32.8 | 蛯名正義 | 相沢郁 | 田邉久男 |
第33回 | 2002年4月13日 | 阪神 | 1600m | ミレニアムバイオ | 牡4 | 1:32.6 | 柴田善臣 | 領家政蔵 | バイオ(株) |
第34回 | 2003年4月19日 | 阪神 | 1600m | ローエングリン | 牡4 | 1:31.9 | 後藤浩輝 | 伊藤正徳 | (有)社台レースホース |
第35回 | 2004年4月17日 | 阪神 | 1600m | マイソールサウンド | 牡5 | 1:32.9 | 本田優 | 西浦勝一 | 佐野清 |
第36回 | 2005年4月16日 | 阪神 | 1600m | ローエングリン | 牡6 | 1:33.5 | 横山典弘 | 伊藤正徳 | (有)社台レースホース |
第37回 | 2006年4月15日 | 阪神 | 1600m | ダイワメジャー | 牡5 | 1:36.2 | 安藤勝己 | 上原博之 | 大城敬三 |
第38回 | 2007年4月14日 | 阪神 | 1600m | コンゴウリキシオー | 牡5 | 1:32.2 | 藤田伸二 | 山内研二 | 金岡久夫 |
第39回 | 2008年4月19日 | 阪神 | 1600m | カンパニー | 牡7 | 1:33.6 | 横山典弘 | 音無秀孝 | 近藤英子 |
第40回 | 2009年4月18日 | 阪神 | 1600m | スーパーホーネット | 牡6 | 1:33.9 | 藤岡佑介 | 矢作芳人 | 田島政光 |
第41回 | 2010年4月17日 | 阪神 | 1600m | リーチザクラウン | 牡4 | 1:32.9 | 安藤勝己 | 橋口弘次郎 | 臼田浩義 |
第42回 | 2011年4月17日 | 阪神 | 1600m | シルポート | 牡6 | 1:32.3 | 小牧太 | 西園正都 | 百万武夫 |
第43回 | 2012年4月22日 | 京都 | 1600m | シルポート | 牡7 | 1:33.2 | 小牧太 | 西園正都 | 河崎五市 |
第44回 | 2013年4月21日 | 京都 | 1600m | グランプリボス | 牡5 | 1:32.6 | 浜中俊 | 矢作芳人 | (株)グランプリ |
第45回 | 2014年4月27日 | 京都 | 1600m | ワールドエース | 牡5 | 1:31.4 | A.シュタルケ | 池江泰寿 | (有)サンデーレーシング |
第46回 | 2015年4月26日 | 京都 | 1600m | レッドアリオン | 牡5 | 1:32.6 | 川須栄彦 | 橋口弘次郎 | 東京ホースレーシング |
第47回 | 2016年4月24日 | 京都 | 1600m | クルーガー | 牡4 | 1:32.6 | 松山弘平 | 高野友和 | キャロットファーム |
第48回 | 2017年4月23日 | 京都 | 1600m | イスラボニータ | 牡6 | 1:32.2 | C.ルメール | 栗田博憲 | (有)社台レースホース |
第49回 | 2018年4月22日 | 京都 | 1600m | サングレーザー | 牡4 | 1:31.3 | 福永祐一 | 浅見秀一 | (株)G1レーシング |
脚注・出典
参考文献
- 「読売マイラーズカップ(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関西編】』 日本中央競馬会、2006年、715-768頁。
注釈
^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典
^ “2015 International Cataloguing Standards Book Japan (PDF)”. 国際セリ名簿基準委員会. 2016年4月19日閲覧。
- ^ abcdefghijk『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』
- ^ abcde“重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 15 (2017年). 2016年3月30日閲覧。
- ^ abcde“平成29年第3回京都競馬番組(第1日 - 第6日) (PDF)”. 日本中央競馬会. 2016年4月19日閲覧。
- ^ abcde“2016年度第3回京都競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 1. 2016年4月19日閲覧。
- ^ abcdefg“レースについて:読売マイラーズカップ 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2016年4月19日閲覧。
- ^ ab“「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について(平成29年度) (PDF)”. 日本中央競馬会. 2016年4月19日閲覧。
- ^ ab“平成29年度競馬番組一般事項 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2016年4月19日閲覧。
^ 2004年の成績表参照。
^ 2005年の成績表参照。
各回競走結果の出典
- 『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関西編】』第1回 - 第36回
- JRA年度別全成績
- (2017年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2017年4月24日閲覧。(索引番号:13023)
- (2016年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年5月2日閲覧。(索引番号:13023)
- (2015年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:13023)
- (2014年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:13023)
- (2013年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:13023)
- (2012年)“第3回 京都競馬 第2日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:12023)
- (2011年)“第2回 阪神競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09095)
- (2010年)“第2回 阪神競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 10. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09082)
- (2009年)“第2回 阪神競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 10. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:10082)
- (2008年)“第2回 阪神競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2007年)“第2回 阪神競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2006年)“第2回 阪神競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2005年)“第2回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1088-1089. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2004年)“第2回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1086-1087. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2003年)“第2回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1082-1083. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- (2002年)“第2回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1046-1047. 2016年4月19日閲覧。(索引番号:09083)
- netkeiba.comより(最終閲覧日:2015年4月27日)
1984年、1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年
外部リンク
データ分析:読売マイラーズカップ 今週の注目レース - 日本中央競馬会
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