ジェームズ・ハリソン
James Harrison ニューイングランド・ペイトリオッツ No.92 | |||||||||||
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基本情報 | |||||||||||
ポジション | ラインバッカー | ||||||||||
生年月日 | (1978-05-04) 1978年5月4日(40歳) | ||||||||||
出身地 | アメリカ合衆国オハイオ州アクロン | ||||||||||
身長 | 6' 0" =約182.9cm | ||||||||||
体重 | 242 lb =約109.8kg | ||||||||||
経歴 | |||||||||||
大学 | ケント州立大学 | ||||||||||
ドラフト外 | 2002年 | ||||||||||
初出場年 | 2002年 | ||||||||||
初出場チーム | ピッツバーグ・スティーラーズ | ||||||||||
所属歴 | |||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||
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NFL 通算成績 (2015年終了時点) | |||||||||||
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Player stats at PFR |
ジェームズ・ハリソン(James Harrison、1978年5月4日- )はオハイオ州アクロン出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLのピッツバーグ・スティーラーズに所属している。ポジションはアウトサイドラインバッカー(OLB)。これまでに4回プロボウルに選出され、チームの第40回、第43回の2度のスーパーボウル制覇に大きく貢献した選手の一人である。
目次
1 経歴
2 プレイスタイルと罰金
3 脚注
4 外部リンク
経歴
14人兄弟の末っ子として生まれた。ケント州立大学から2002年のドラフト外でピッツバーグ・スティーラーズに入団した[1]。彼はラインバッカーとしては平均身長よりも低かったことがドラフトの際の低評価となった[2]。ケント州立大学出身のラインバッカーがスティーラーズでプレーするのは、プロフットボール殿堂入りを果たしているジャック・ランバート以来であった。2002年は3回チームから解雇され、プラクティス・スクワッドで過ごし、レギュラーシーズンではスペシャルチームとして1試合にプレーしただけであった[3]。
2003年、ボルチモア・レイブンズと契約、NFLヨーロッパのライン・ファイヤーに派遣されたが解雇された[3]。
動物が好きだった彼は、獣医師になろうと思ったこともあったが、2004年7月末、クラーク・ハガンズが負傷したことから、スティーラーズのトレーニングキャンプに招待された[3]。
2007年、スティーラーズがジョーイ・ポーターを解雇してから彼のキャリアは飛躍した。ボルチモア・レイブンズとのマンデーナイトフットボールで彼は3.5サック、3ファンブルフォースをあげた[3]。
2008年のニューヨーク・ジャイアンツ戦でロングスナッパーを1回務めたがスナップミスで相手にセイフティを献上した[4]。この年リーグ4位でチーム記録となる16サック[5](ラマー・ウッドリーとのコンビで合計27.5サック[6])をあげて[7]NFL最優秀守備選手賞を受賞している。このシーズンチームは第43回スーパーボウルに進出、スーパーボウルでは第2Q終了直前、自陣1ヤードまで攻め込まれた場面でカート・ワーナーのパスを自陣エンドゾーンでインターセプト、スーパーボウル記録となる100ヤードのリターンタッチダウンをあげた[8][9]。このプレーで本来ハリソンはパスラッシュする役割を与えられていたがとっさの判断でパスカバーに下がったことがインターセプトにつながった[10]。
2009年4月にはチームと6年5,175万ドルの契約を結んだ[11]。10月11日のデトロイト・ライオンズ戦では3サックをあげる[12]など10月の4試合で7サック、25タックル、2ファンブルフォースをあげて月間MVPに選ばれた[13]。シーズン終了後のプロボウルに先発出場選手として選ばれた[14]彼はインターセプトをあげている[15]。
2010年、第2週のテネシー・タイタンズ戦で11タックル、2サック、2ファンブルフォースの活躍で週間MVPに選出された。彼の活躍などで12試合連続ランで100ヤード以上獲得していたクリス・ジョンソンをわずか34ヤードに抑えた[16]。第6週のクリーブランド・ブラウンズのモハメド・マサクオイへのタックルで7万5000ドルの罰金を科せられた[17]。マサクオイは次の試合を欠場している[18]。この処分の後、一時引退を示唆する発言を行っていたが10月21日に現役続行を表明した[19]。ドリュー・ブリーズへのタックルで2万ドル、ヴィンス・ヤングへのタックルで5000ドルの罰金を科せられた。11月21日のオークランド・レイダーズ戦でリチャード・シーモアが味方QBベン・ロスリスバーガーにパンチをしたことに対するNFLの処分が罰金のみとなり出場停止処分が下されなかったことについては不公平であると不満を表明している[20]。11月30日のバッファロー・ビルズ戦でライアン・フィッツパトリックへのタックルが危険なタックルが胸部へヘルメットからタックルにいったと判断されて2万5000ドルの罰金を科せられた[21]。この年も10.5サック、2インターセプトの成績をあげて[22]プロボウルの先発選手に選ばれた[23](スーパーボウル出場により辞退[24]。)。またオールプロファーストチームにも選ばれている[25]。ディビジョナルプレーオフのボルチモア・レイブンズ戦では3サックをあげた[26]。
2011年2月、背中の手術を受けた[27]。7月には雑誌でのベン・ロスリスバーガー、ラシャード・メンデンホール、ロジャー・グッデルについての発言が議論を呼び[28]、Twitter、フェイスブックでロスリスバーガー、メンデンホール、同性愛者への差別表現にあたるスラングを使ったことについて謝罪を行った。なおグッデルコミッショナーに対しての謝罪は行わなかった[29]。
第4週のヒューストン・テキサンズ戦で右目そばの眼窩骨を骨折し[30]、その後4試合連続で欠場を続けている。
2012年8月15日、左ひざの内視鏡手術を受けた[31]。この年70タックル、6サックをあげた。
2013年3月9日、サラリーキャップを空けるためスティーラーズから解雇された。スティーラーズと彼はペイカットの合意に達しなかった[32]。4月23日にシンシナティ・ベンガルズと契約を結んだ[33]。
プレイスタイルと罰金
スティーラーズの強力ディフェンス、『スティールカーテン』の一員で、激しいプレイが持ち味の選手[1]。ロジャー・グッデルNFLコミッショナーが主導して2010年シーズンからNFLが導入した危険なタックルへの厳罰化で、計4度の処罰を受けて12万5000ドル(約1000万円)の罰金を科されたが[34]本人は、本当は誰も傷つけたくないとコメントしている[35]。スティーラーズのアート・ルーニー2世オーナーは一連の処分に対して全面的にハリソンを擁護する発言をしている[36]。またチームメートのハインズ・ウォードも4回の罰金のうち2回は試合中に反則のコールもなかったことについて憤りを表した[37]。
この件でシーズン中の2010年11月2日、彼はロジャー・グッデルコミッショナーと会談を行っている[38]。
脚注
- ^ ab“The 50 Greatest Pittsburgh Steelers of All Time”. bleacherreport.com (2010年10月26日). 2011年8月7日閲覧。
^ 近藤祐司 (2009年8月21日). “小さくてもすごいんです! NFLで活躍する小兵”. NFL JAPAN. 2011年2月6日閲覧。
- ^ abcdErizabeth Merrill (2009年1月29日). “Harrison gives Steelers 'scary' presence”. ESPN. 2014年1月14日閲覧。
^ “スティーラーズ、プロボウルLBがロングスナッパーに?”. NFL JAPAN (2008年10月29日). 2011年2月6日閲覧。
^ “【第17週プレビュー】スティーラーズ対ブラウンズ”. NFL JAPAN (2008年12月27日). 2011年2月6日閲覧。
^ “互いをリスペクト、スティーラーズが誇る強力LBデュオ”. NFL JAPAN (2009年1月30日). 2011年2月6日閲覧。
^ “カーディナルス最強パスオフェンスVSスティーラーズ最強ディフェンス”. NFL JAPAN (2009年). 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズ劇的勝利! 史上最多6度目のスーパーボウル制覇”. NFL JAPAN (2009年2月2日). 2011年2月6日閲覧。
^ “100ヤード爆走のハリソン、「人生で最も感動した試合だ」”. NFL JAPAN (2009年2月2日). 2011年2月6日閲覧。
^ 生沢浩 (2009年8月20日). “時代は3-4守備へ、ディフェンス派閥争いも今季の見所”. NFL JAPAN. 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズ一筋! WRウォードが2012年まで契約延長”. NFL JAPAN (2009年4月26日). 2011年2月6日閲覧。
^ “ロスリスバーガーが3TD、昨季王者スティーラーズようやく貯金1”. NFL JAPAN (2009年10月12日). 2011年2月6日閲覧。
^ “4試合で7サックのLBハリソンらが守備部門の月間MVP”. NFL JAPAN (2009年10月30日). 2011年2月6日閲覧。
^ “2010年プロボウル選出メンバー発表 -AFC先発-”. NFL JAPAN (2009年12月30日). 2011年2月6日閲覧。
^ “【PB】AFCが点の取り合いを制す! 通算成績を五分に”. NFL JAPAN (2010年2月1日). 2011年2月6日閲覧。
^ “2試合連続3サックのLBマシューズが受賞、週間MVP守備部門”. NFL JAPAN (2010年9月23日). 2011年2月6日閲覧。
^ “リーグの“危険なヒット撲滅作戦”が本格化【前編】”. NFL JAPAN (2010年10月22日). 2011年2月6日閲覧。
^ “LBハリソンからタックル受けたWRマサクオイが次戦欠場へ”. NFL JAPAN (2010年10月24日). 2011年2月6日閲覧。
^ 近藤祐司 (2010年10月22日). “引退示唆のLBハリソン、現役続行を表明”. NFL JAPAN. 2011年2月6日閲覧。
^ “ビッグベンにパンチのシーモア、出場停止処分はなし”. NFL JAPAN (2010年11月23日). 2011年2月6日閲覧。
^ “LBハリソン、危険タックルで今季4度目の罰金”. NFL JAPAN (2010年12月1日). 2011年2月6日閲覧。
^ “ハリソン自粛の意思なし、「思ったことを言うだけ」”. NFL JAPAN (2011年2月4日). 2011年2月6日閲覧。
^ “2011年プロボウル選出メンバー発表 -AFC守備-”. NFL JAPAN (2010年12月29日). 2011年2月6日閲覧。
^ “【PBプレビュー】トップ選手が集結のプロボウル、2年ぶりのハワイ開催”. NFL JAPAN (2011年1月27日). 2011年2月6日閲覧。
^ “オールプロ発表、QBブレイディらがファーストチーム選出”. NFL JAPAN (2011年1月25日). 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズ対ジェッツ、ポジション別戦力分析”. NFL JAPAN (2011年1月19日). 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズLBハリソンが手術、「懸念払しょく」と代理人”. NFL JAPAN (2011年2月22日). 2011年11月5日閲覧。
^ “スティーラーズLBハリソンが過激発言連発”. NFL JAPAN (2011年7月14日). 2011年11月5日閲覧。
^ “ハリソンが声明発表、自身の発言について釈明”. NFL JAPAN (2011年7月15日). 2011年11月5日閲覧。
^ “スティーラーズOLBハリソンが長期離脱へ”. NFL JAPAN (2011年10月5日). 2011年11月5日閲覧。
^ “スティーラーズ、LBハリソンが左ひざ手術”. NFL JAPAN (2012年8月16日). 2012年8月26日閲覧。
^ Jamison Hensley (2013年3月9日). “Steelers release James Harrison”. ESPN. 2014年1月14日閲覧。
^ Geoff Hobson (2013年4月19日). “Harrison Steels away to Who Dey welcome”. シンシナティ・ベンガルズ. 2014年1月14日閲覧。
^ “危険タックルへ厳罰化へ、出場停止処分も”. NFL JAPAN (2011年3月23日). 2011年11月5日閲覧。
^ “罰金王ハリソン、スーパーボウルでもスタイル変えず”. NFL JAPAN (2011年2月3日). 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズのオーナー、ハリソンへの罰金処分に不満”. NFL JAPAN (2010年12月4日). 2011年2月6日閲覧。
^ “WRウォード、リーグは偽善者と批判”. NFL JAPAN (2010年12月2日). 2011年2月6日閲覧。
^ “スティーラーズのLBハリソン、コミッショナーと会談”. NFL JAPAN (2010年11月4日). 2011年2月6日閲覧。
外部リンク
- 通算成績と情報 NFL, or ESPN, or Pro-Football-Reference, or DatabaseFootball, or CBS Sportsline (英語)
Pittsburgh Steelers bio (英語)
Official Web site of "Never Give Up" -- a book about James Harrison (英語)
James Harrison on Steelers.com (英語)
Goodell sent a memo (英語)
先代: ボブ・サンダース | NFL最優秀守備選手賞 2008年 | 次代: チャールズ・ウッドソン |