日本翻訳大賞
日本翻訳大賞 | |
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受賞対象 | 日本語翻訳作品 |
会場 | 紀伊國屋サザンシアター(第1回) 日比谷図書文化館(第2回) デジタルハリウッド大学駿河台ホール(第3回) |
国 | 日本 |
授与者 | 日本翻訳大賞実行委員会 |
初回 | 第1回(2015年) |
最新回 | 第3回(2017年) |
公式サイト | https://besttranslationaward.wordpress.com/ |
日本翻訳大賞(にほんほんやくたいしょう)は、日本翻訳大賞実行委員会が主催する優れた日本語翻訳作品に贈る賞。
小説、詩、エッセイ、評論など日本語に翻訳された新訳作品が対象(選考委員の訳書は対象外)。
目次
1 経緯
2 選考委員
3 受賞作
4 脚注
5 外部リンク
経緯
2014年2月26日、翻訳家の西崎憲がTwitterで翻訳賞の必要性をツイートし[1]、ライターの米光一成らが賛同し、それをきっかけに同年12月6日、西崎らが発起人となり、クラウドファンディングで「日本翻訳大賞」のプロジェクトを立ち上げた[2]。目標金額70万円に対して385人から338万2500円を集め、プロジェクトが成立し、日本翻訳大賞が創設された。
選考委員
- 金原瑞人
- 岸本佐知子
- 柴田元幸
- 西崎憲
- 松永美穂
受賞作
回(年) | 賞 | 受賞作 | 受賞者(作者) | 受賞者(翻訳者) |
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第1回(2015年) | 大賞 | 『エウロペアナ:二〇世紀史概説』(白水社) | パトリク・オウジェドニーク | 阿部賢一、篠原琢 |
『カステラ』(クレイン) | パク・ミンギュ | ヒョン・ジェフン、斎藤真理子 | ||
読者賞 | 『ストーナー』(作品社) | ジョン・ウィリアムズ | 東江一紀 | |
最終候補 | 『黒ヶ丘の上で』(みすず書房) | ブルース・チャトウィン | 栩木伸明 | |
『愉楽』(河出書房新社) | 閻連科 | 谷川毅 | ||
第2回(2016年) | 大賞 | 『素晴らしきソリボ』(河出書房新社) | パトリック・シャモワゾー | 関口涼子、パトリック・オノレ |
『ムシェ 小さな英雄の物語』(白水社) | キルメン・ウリベ | 金子奈美 | ||
最終候補 | 『出身国』(群像社) | ドミトリイ・バーキン | 秋草俊一郎 | |
『パールストリートのクレイジー女たち』(ホーム社) | トレヴェニアン | 江國香織 | ||
『歩道橋の魔術師』(白水社) | 呉明益 | 天野健太郎 | ||
第3回(2017年) | 大賞 | 『すべての見えない光』(新潮社) | アンソニー・ドーア | 藤井光 |
『ポーランドのボクサー』(白水社) | エドゥアルド・ハルフォン | 松本健二 | ||
最終候補 | 『あの素晴らしき七年』(新潮社) | エトガル・ケレット | 秋元孝文 | |
『狂気の巡礼』(国書刊行会) | ステファン・グラビンスキ | 芝田文乃 | ||
『堆塵館』(東京創元社) | エドワード・ケアリー | 古屋美登里 | ||
『ペーパーボーイ』(岩波書店) | ヴィンス・ヴォーター | 原田勝 |
脚注
^ Twitter - 西崎憲(@ken_nishizaki)11:25 - 2014年2月26日
^ 翻訳家に光を!日本初、翻訳家がつくる翻訳賞「日本翻訳大賞」の設立プロジェクトをご支援ください! - クラウドファンディングのMotionGallery
外部リンク
- 日本翻訳大賞公式HP
日本翻訳大賞 (@nihonhonyakut) - Twitter