第三世界







緑は大方の見解において第三世界とされる国、黄は第三世界に含まれることがある国


第三世界(だいさんせかい、英: Third World、仏: Tiers monde)は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国の総称。




目次






  • 1 概要


  • 2 東西陣営を分割する分類


  • 3 超大国を第一世界とする分類


  • 4 関連項目





概要


冷戦期に東西両陣営いずれにも属さなかった国々を、フランス革命時の第三身分(聖職者、貴族に対する平民)になぞらえてこう呼ぶようになった。主にアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国を表すものである。ヨーロッパでは、米ソに中立的なユーゴスラビアが第三世界の国といわれたこともある。


フランスの人口学者であるアルフレッド・ソーヴィーが1952年に第三世界について記述したのが始まりだと考えられている。


第三世界という概念を前提にして、第一世界と第二世界という考えが生まれた。



東西陣営を分割する分類






  第一世界


  第二世界


  第三世界




第一世界

第一世界は資本主義陣営としての西側諸国を指し、米国・西欧・北欧・日本・韓国・オーストラリア・トルコ・南アフリカ・ニュージーランド・イスラエル・台湾などが含まれる。



第二世界

第二世界は共産主義陣営としての東側諸国を指し、ソ連・東欧・中国・北朝鮮・キューバ・ベトナムなどが含まれる。



超大国を第一世界とする分類


毛沢東は以下の分類を独自に提唱し、中国自身は「第三世界」と位置づけた(3つの世界論)。



第一世界

第一世界は超大国であるアメリカ合衆国とソビエト連邦で構成される。



第二世界

第二世界は第一世界の同盟国である超大国以外の先進国を指し、西欧・東欧・日本・オーストラリアなどが含まれる。



関連項目







  • 冷戦

  • 非同盟運動

  • 77ヶ国グループ

  • 発展途上国


  • 第四世界 - 後発開発途上国


  • アジア・アフリカ会議(バンドン会議)




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