函館市企業局交通部






































函館市企業局交通部
Hakodate City Tram Department

Hakodate Transportation Bureau type 9600 tramcar.jpg

9600形電車「らっくる号」

種類
地方公営企業
本社所在地
日本の旗 日本
042-0935
北海道函館市駒場町15番1号
業種
陸運業
事業内容
軌道事業
代表者
川越英雄(公営企業管理者)
田畑浩文(交通部長)
外部リンク
函館市企業局交通部
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函館市企業局交通部(はこだてしきぎょうきょくこうつうぶ)は、北海道函館市の地方公営企業である函館市企業局の交通部局。軌道(路面電車、函館市電)事業を行っている。


2003年(平成15年)3月31日までは路線バス事業(函館市営バス)も行っていたが[1]、函館バスに移管された[2]


事業所は、函館市駒場町15番1号。路面電車は札幌市交通局が運営している札幌市電とともに北海道遺産の一つに選定されている。


2011年3月31日までは函館市交通局の名称であったが、水道局(現、函館市企業局上下水道部)との統合による企業局の発足により、翌4月1日から交通部門は企業局交通部となった。




目次






  • 1 概要


  • 2 歴史


    • 2.1 馬車鉄道時代


    • 2.2 函館水電・帝国電力(電力会社運営)時代


    • 2.3 函館市営時代




  • 3 軌道事業


    • 3.1 路線


      • 3.1.1 現路線


      • 3.1.2 廃止路線


      • 3.1.3 路線見直し




    • 3.2 運行系統


      • 3.2.1 廃止系統




    • 3.3 停留場一覧


    • 3.4 車両


      • 3.4.1 現有車両


      • 3.4.2 箱館ハイカラ號


      • 3.4.3 過去の車両


      • 3.4.4 車両数の変遷




    • 3.5 車庫


      • 3.5.1 かつてあった車庫




    • 3.6 料金


      • 3.6.1 乗り換え


      • 3.6.2 乗り継ぎ


      • 3.6.3 各種乗車券・定期券




    • 3.7 無料電車


    • 3.8 障がい者等の乗車料金の割引


    • 3.9 市電・函館バス乗車料金助成制度


    • 3.10 呼称




  • 4 市電広告


  • 5 バス事業


    • 5.1 営業所・出張所


    • 5.2 バスロケーションシステム


    • 5.3 路線




  • 6 脚注


    • 6.1 注釈


    • 6.2 出典




  • 7 参考文献


  • 8 関連項目


  • 9 外部リンク





概要


1897年に下湯川村の一商人であった佐藤祐知などが起こした亀函馬車鉄道(きかんばしゃてつどう)が、東京馬車鉄道と小田原馬車鉄道(現・箱根登山鉄道)の技術指導により開業した馬車鉄道を起源とし、1913年にその路線を引き継いだ電力会社、函館水電(現・北海道電力)が電化して北海道初の路面電車として運転を開始した。その後いくつかの電気事業者の手を経て、1943年、電力統制のため鉄軌道事業を道南電気軌道に譲渡。同年、陸運統制令により、函館市が譲り受けた。道南電気軌道はバス事業も運営しており、バスも同時に市営となっている。


市電は戦後も路線の延長がおこなわれ、当時は函館市外だった亀田町(1971年11月に亀田市となり、1973年12月に函館市に合併)にも線路を延ばしている。1959年の湯の川線の全通で、市電の路線総延長はピークとなった。しかし1970年代に入ってから中心部の空洞化と市街地の拡散が進み、市営交通の利用者は減少する。バスについては函館バスと市営バス事業とのエリア協定もあり、非効率な路線設定と経営の不採算性が生じていた。交通局が1974年に交通事業財政再建団体に指定されたため、経営の合理化(市電路線の一部廃止や資産の縮小化等)が図られることとなる。1988年に財政再建団体指定は解除されたが、その後再び市営交通の経営状態が問題となり、1991年に函館市交通事業健全化計画が策定された。これに基づき、残存していた市電路線の約1/3が廃止される。市バスについては、順次市営バス事業を函館バスに移管し[3]、2003年にバス事業を廃止した。



歴史



馬車鉄道時代




  • 1894年(明治27年)1月 亀函馬車鉄道株式会社設立[4]


  • 1897年(明治30年)12月12日 亀函馬車鉄道が弁天町(後の函館どつく前) - 東川町(後の東雲町)間の馬車鉄道を開業。


  • 1898年(明治31年)


    • 1月9日 十字街 - 鶴岡町(後の函館駅前) - 東川町間を開業。


    • 8月19日 函館鉄道(函館 - 湯川間未開業)と合併し函館馬車鉄道に改称。


    • 9月29日 鶴岡町 - 海岸町間が開業。


    • 10月21日 海岸町 - 亀田間が開業。

    • 12月12日 東川町 - 湯川間が開業。




  • 1903年(明治36年)7月8日(1904年(明治37年)4月29日とも)海岸町 - 亀田間が廃止。



函館水電・帝国電力(電力会社運営)時代




  • 1911年(明治44年)10月1日 函館水電が函館馬車鉄道を買収。


  • 1913年(大正2年)


    • 6月29日 東雲町(後の労働会館前) - 湯川間が電化(北海道初の路面電車)および、新川車庫完成。


    • 10月31日 弁天町 - 十字街 - 東雲町間が電化。




  • 1914年(大正3年)


    • 5月1日 宝来町 - 谷地頭間が開業。

    • 10月31日 十字街 - 函館駅前 - 海岸町、函館駅前 - 松風町間が電化、全線で電気運転開始。




  • 1915年(大正4年)9月1日 大門前 - 湯の川間において貨物電車の運転を開始。


  • 1921年(大正10年) 大型ボギー電車50形の運行開始。


  • 1925年(大正14年)10月1日 海岸町 - 亀田(後のガス会社前)間が開業[5]


  • 1926年(大正15年)1月20日 新川車庫火災により電車31両が焼失。


  • 1932年(昭和7年)10月14日 貨物電車廃止。


  • 1934年(昭和9年)


    • 3月21日 函館大火により、電車48両および新川車庫等の運行に必要な諸施設が焼失。


    • 3月28日 一部路線の運行が再開され、同月31日までに全線復旧し運行を再開。


    • 8月1日 帝国電力に改称。


    • 12月27日 大火で焼失した新川車庫の代替施設として、駒場車庫完成[6]




  • 1936年(昭和11年)


    • 2月15日 柏木車庫完成。

    • この年 300形導入。




  • 1940年(昭和15年)8月6日 帝国電力が大日本電力に合併。


  • 1943年(昭和18年)

    • 1月14日 大日本電力、函館の電車・バス事業を道南電気軌道に譲渡[7]




函館市営時代



  • 1943年(昭和18年)


    • 11月1日 函館市に譲渡、函館市役所交通局が発足。


    • 12月22日 函館市交通部に改称。




  • 1945年(昭和20年)7月9日 鮫川(後の湯の川温泉) - 湯川 間が廃止。


  • 1948年(昭和23年) 500形導入。


  • 1950年(昭和25年)9月14日 宮前線・亀田(後のガス会社前) - 宮前町間 (0.6 km)開業[8]


  • 1951年(昭和26年)7月1日 宮前線・宮前町 - 五稜郭公園前 (1.2 km)延伸開業(全通)[8]


  • 1952年(昭和27年)10月1日 公営企業としての函館市交通局が発足。


  • 1954年(昭和29年)

    • 5月 600形導入。


    • 11月21日 本線・亀田 - 鉄道工場前 (1.3 km)延伸開業[8]




  • 1955年(昭和30年)11月27日 本線・鉄道工場前 - 五稜郭駅前 (0.4 km)延伸開業(全通)[8]


  • 1957年(昭和32年)3月 700形導入。


  • 1959年(昭和34年)


    • 9月2日 湯の川線・湯の川温泉 - 湯の川間 (0.5 km)延伸開業(全通)[8]

    • この年 710形導入。




  • 1962年(昭和37年) 800形導入。


  • 1966年(昭和41年)5月25日 梁川車庫完成(旧・函館西武、パボッツ→テキサス函館所在地)


  • 1968年(昭和43年)6月1日 3系統(駒場車庫前 - 函館どつく前)でワンマン運転開始。


  • 1970年(昭和45年) 1000形(東京都電7000形)導入。


  • 1972年(昭和47年)8月31日 市交通事業対策委員会、当時の市長に「軌道事業、湯の川 - 函館どつく間以外は廃止案」提出。労働組合や市民による強い反対で廃案になる。


  • 1973年(昭和48年)10月1日 梁川車庫閉鎖(車両数75両→58両)


  • 1974年(昭和49年)

    • 1月9日 地方公営交通事業の健全化の促進に関する法律の交通事業財政再建団体に指定される。


    • 4月19日 柏木町庁舎・車庫(柏木町電停南側。現・函館まるかつ水産柏木店及びホリデイスポーツクラブ敷地)を閉鎖。深堀町のバス車庫構内(競馬場前電停北側。現・函館競馬場北駐車場)に移転。




  • 1978年(昭和53年)

    • 11月1日 本線の一部(ガス会社前 - 五稜郭駅前間)廃止 (-1.6 km) [8]


    • 12月8日 深堀町バス車庫敷地売却に伴い、深堀庁舎から管理部および運輸部を函館市末広町分庁舎(十字街電停近く、元・丸井今井函館店、現・函館市地域交流まちづくりセンター)の4階へ移転。1階には定期券類の販売所も設けられていた。




  • 1985年(昭和60年)7月 710形711号を国鉄五稜郭工場で車体更新。


  • 1987年(昭和62年) 500形505号を501号に改番のうえ国鉄五稜郭工場で車体更新。


  • 1988年(昭和63年)3月31日 再建が終了し交通事業財政再建団体の指定が解除される。


  • 1990年(平成2年) 車体更新車8000形導入。


  • 1991年(平成3年)函館市交通事業健全化計画策定。


  • 1992年(平成4年)4月1日 東雲線(宝来町 - 松風町間)廃止 (-1.6 km) [9][8]


  • 1993年(平成5年)

    • 4月1日 本線の一部(函館駅前 - ガス会社前間)・宮前線(ガス会社前 - 五稜郭公園前間)廃止 (-3.6 km) [5]

    • 4月23日 2000形、3000形導入。


    • 8月2日 箱館ハイカラ號運転開始[10]。以後、毎年4月中旬から10月31日にかけて運行される。




  • 1994年(平成6年)4月1日 バスロケーションシステム運用開始[10]


  • 1999年(平成11年)1月2日 谷地頭駅事故[11]


  • 2002年(平成14年)

    • 4月22日 部分低床車体更新車8100形入。

    • 9月8日 十字街駅脱線事故。


    • 10月7日 末広町分庁舎閉鎖に伴い、同庁舎に入居していた管理部および運輸部が駒場車庫構内に新築された管理庁舎へ移転。




  • 2003年(平成15年)4月1日 函館バスへ市営バス路線6系統を移管し、バス事業廃止[2]


  • 2007年(平成19年)3月20日 超低床車9600形導入。


  • 2011年(平成23年)4月1日 函館市水道局と統合し函館市企業局交通部となる。


  • 2017年(平成29年)3月25日 IC乗車券・ICAS nimoca利用開始[12]



軌道事業










































函館市電

函館駅前交差点を走る路面電車710形と8000形
函館駅前交差点を走る路面電車710形と8000形

概要
駅数
26停留所
路線
4路線(2系統)
運営
開業
1897年12月12日 (1897-12-12)
使用車両
車両の節を参照
路線諸元
路線総延長
10.9 km (6.8 mi)
軌間
1,372 mm (4 ft 6 in)
電化
直流600 V 架空電車線方式
最急勾配
58.3 ‰



路線図

Hakodate City Tram map ja.png
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最盛期には6路線合計17.9 km(12系統)の路線を有していたが、乗客の減少から経営状態が厳しくなり、1978年(昭和53年)、1992年(平成4年)、1993年(平成5年)に路線の一部を廃止し、以後は4路線合計10.9 km(2系統)の路線を運営している。



路線



現路線



  • 路線距離(営業キロ):10.9 km


  • 軌間:1372 mm

  • 停留所数:26(起終点含む)

  • 複線区間:全線(起終点の終端部分をのぞく)

  • 電化区間:全線(直流600 V)

  • 最急勾配:58.3 ‰(青柳町 - 谷地頭)[13]



本線

函館どつく前 - 函館駅前 (2.9 km)

湯の川線

松風町 - 湯の川 (6.1 km)

宝来・谷地頭線

十字街 - 谷地頭 (1.4 km)

大森線

函館駅前 - 松風町 (0.5 km)



廃止路線



本線


ガス会社前 - 五稜郭駅前 (1.6 km):1978年(昭和53年)11月1日廃止[14]

函館駅前 - ガス会社前 (1.8 km):1993年(平成5年)4月1日廃止:1991年(平成3年)策定の函館市交通事業健全化計画に基づき廃止[14]

東雲線

宝来町 - 松風町 (1.6 km):1992年(平成4年)4月1日廃止[14]

宮前線

ガス会社前 - 五稜郭公園前 (1.8 km):1993年4月1日廃止:1991年(平成3年)策定の函館市交通事業健全化計画に基づき廃止[14]


上記のほか、改キロにより1977年と1983年に各0.1 km減。



路線見直し


以下の通り路線見直しの検討があった。



函館水電時代

前身の電力会社運営時代は郊外に路面電車を進出させる気持ちは終始無かったと言われている[15]

廃止バス転換、無軌道への転換、存続(1946年(昭和21年)末頃)

廃止とバス転換はボギー車1両に対しバス2両が必要で人件費がかかる。当時の函館は舗装が遅れていて、バス車両の耐用年数に問題があった。無軌道(トロリーバス)への転換は単車ぐらいの大きさしか出来ず、モーターの出力が小さく積雪地には不向きであった。また、東部地区に繁華街が出来ると予測し、そうであるなら五稜郭公園前が中心になると思われ、そちらの方面の輸送力増強をしながら存続することになった[16]

廃止、バス一元化等検討(1970年(昭和45年)9月 - 1972年(昭和47年)8月31日)

市交通事業経営審議会の「電車は路線が固定的なため市民の変動する交通需要に応ずることが出来ず、乗客は減少の一途をたどる。バスはこれらの欠点がなく市民の交通サービスを向上出来る」とし、「電車を廃止し、バス一元化」の答申を参考に、市交通事業対策委員会は「電車は湯の川 - 函館どつく間以外は廃止」という内容を矢野康市長(当時)に提出したが、労働組合や市民による強い反対により断念した[17]。 

函館駅乗り入れ検討(1990年代)

函館駅前土地区画整理事業の整備の指針となった顔づくり計画の策定時に、駅前広場へのスイッチバック方式による乗り入れを検討したが、路線延長のための事業費、幹線道路における通行の流れ、交差点の信号処理の問題で見送っている[18]

延伸検討(2000年1月26日)


五稜郭公園前 - 富岡 - 赤川一丁目間の路線の延伸が検討されたことがあるが、函館市議会の公共交通調査特別委員会のなかで、交通局管理部長(当時)が、「試算では4.25kmの延伸で28億7500万円かかり、(当時)毎年4、5億円の赤字が出ている中での整備は難しい」とし、企画部長(当時)も「民営バスとの新たな競合が生まれる懸念がある。将来課題としたい」[19]

延伸検討(2009年7月24日)

第1回函館市交通事業経営計画検討会議にて交通局長(当時)が、「ニーズ的に人口の多い東部地区への延長、湯の川 - 函館空港間を延伸して観光客等をまっすぐ市内へと運ぶというという市民要望があるが、データや事業運営の状況をみると非常に難しい。縮小は考えておらず、現状のままで事業を図っていきたいと考えている」[20]としている。



運行系統


2系統・5系統が朝 - 19時は交互に12分間隔(両系統が重複する湯の川 - 十字街間は6分間隔)、19時以降は24分間隔(同12分間隔)で運転されている。重複区間は2000年代まで日中5分間隔(各系統10分間隔)であった(時刻は湯の川電停起点)。


各停留場には番号(いわゆる駅ナンバリング)が付与されており、2011年ごろから番号に加え、運転系統記号が付いている[注釈 1]。運転系統記号は終点の頭文字からとられており、両系統が重複する区間(湯の川 - 十字街間)は「DY」となる。



2系統:湯の川線 - 大森線 - 本線 - 宝来・谷地頭線(運転系統記号:「谷地頭」よりY

湯の川 - 五稜郭公園前 - 松風町 - 函館駅前 - 十字街 - 谷地頭

5系統:湯の川線 - 大森線 - 本線(運転系統記号:「どつく前」よりD

湯の川 - 五稜郭公園前 - 松風町 - 函館駅前 - 十字街 - 函館どつく前


このほか、途中折り返し系統や駒場車庫前発着の出入庫系統、通勤・通学・観光客の状況により運転する臨時便がある。両系統重複区間のみの運行となる湯の川・駒場車庫前 - 函館駅前は5系統となる。



廃止系統


区間は系統最長のもの。廃線による区間短縮や、途中止まりなども存在した。



1系統:東雲線経由

五稜郭駅前 - ガス会社前 - 五稜郭公園前 - 松風町 - 宝来町 - 十字街 - 函館どつく前

湯の川 - 五稜郭公園前 - 松風町 - 宝来町 - 十字街 - 函館どつく前
一部を除き環状運転を行っていた[21]



3系統:宮前線経由(通称「ガス会社回り」)

湯の川 - 五稜郭公園前 - ガス会社前 - 函館駅前 - 十字街 - 函館どつく前


4系統:本線

五稜郭駅前 - ガス会社前 - 函館駅前 - 十字街 - 函館どつく前
一部を除き環状運転を行っていた[21]



6 - 12系統は、臨時などの増発便や夜間入庫便に別の系統番号を割り振ったものであった。







停留場一覧


  • 所在地

    • すべて北海道函館市に所在。

    • 2箇所のものは函館どつく前・谷地頭方面乗り場を先に記載。















































































































































































































































路線名
停留場
番号
停留場名
路線距離
通算距離
接続路線・バス乗継指定停留所
所在地
湯の川線
DY01

湯の川
0.0
0.0
函館バス「湯倉神社前」
湯川町2丁目
DY02

湯の川温泉
0.5
0.5
 
湯川町2丁目
DY03

函館アリーナ前
0.8
0.8
 
湯川町1丁目
DY04

駒場車庫前
1.0
1.0
 
駒場町・深堀町
DY05

競馬場前
1.3
1.3
函館バス「競馬場前」※ICAS nimoca使用の場合のみ乗り継ぎ可能[22]
駒場町・深堀町
DY06

深堀町
1.8
1.8
函館バス「深堀町」
柏木町
DY07

柏木町
2.3
2.3
 
柏木町
DY08

杉並町
2.9
2.9
 
松陰町・杉並町
DY09

五稜郭公園前
3.5
3.5
函館バス「五稜郭(市営バス運行時の名称は五稜郭電停前)」
本町
DY10

中央病院前
3.8
3.8
 
本町
DY11

千代台
4.1
4.1
 
千代台町
DY12

堀川町
4.7
4.7
 
千代台町・中島町
DY13

昭和橋
5.0
5.0
函館バス「昭和橋」※ICAS nimoca使用の場合のみ乗り継ぎ可能[22]
堀川町
DY14

千歳町
5.3
5.3
 
千歳町・新川町
DY15

新川町
5.6
5.6
 
千歳町・新川町
DY16

松風町
6.0
6.0
 
松風町
大森線
0.0
DY17

函館駅前
0.5
6.5

北海道旅客鉄道:函館本線 - 函館駅 (H75)
函館バス「函館駅前」「棒二森屋前」
若松町
本線
0.0
DY18

市役所前
0.3
6.8
 
大手町
DY19

魚市場通
0.8
7.3
 
豊川町・大手町
DY20

十字街
1.3
7.8
函館市電:宝来・谷地頭線
豊川町
D21

末広町
1.9
8.4
 
末広町
D22

大町
2.3
8.8
 
大町
D23

函館どつく前
2.8
9.3
 
入舟町
宝来
・谷地頭線
 
十字街
0.0
7.8
函館市電:本線
豊川町
Y24

宝来町
0.4
8.2
 
宝来町
Y25

青柳町
1.0
8.8
 
青柳町
Y26

谷地頭
1.4
9.2
 
谷地頭町


車両



現有車両


車両外側は1975年5月14日に「カラー広告電車」第1号(724号=廃車済み)が登場して以来、ペイントのほか近年はラッピングで車体広告が施されており、同一のスポンサーによる車両は2015年現在1両も無い。


2018年5月現在、営業用車9形式32両、除雪車2両、装飾車3両、計37両を保有する。




  • 30形 1両 (39) - 愛称・箱館ハイカラ號。排2号(除雪車)を旅客車に復元改造した車両


  • 500形 2両 (501, 530) - 530は予備車。501(2代。505の車体更新車)は貸切車。


  • 710形 8両 (715, 716, 718 - 721, 723)[23]


  • 800形 1両 (812)


  • 2000形 2両 (2001, 2002) - 函館市電初のVVVFインバータ制御カルダン駆動車


  • 3000形 4両 (3001 - 3004) - かつての愛称はマリンブルー号。北海道の路面電車では初めて冷房装置を取り付けた。


  • 8000形 10両 (8001 - 8010) - 800形の車体更新車


  • 8100形 1両 (8101) - 800形の部分低床車体更新車


  • 9600形 4編成 (9601 - 9604)[23] - 愛称・らっくる号。アルナ車両が中心となって開発した超低床車リトルダンサーシリーズ


  • 排形 2両(排3,排4) - ブルーム式除雪車。いわゆる「ササラ電車」。200形(2代)を改造したもの。 旧所属は東京市電で、当時の形式は1形 (2代)(記号・ヨヘロ)。


  • 装1号 - 装3号 - 装飾車。函館港まつり期間中などに非営業運行。




箱館ハイカラ號

















箱館ハイカラ號


切符を発売する女性車掌

箱館ハイカラ號



切符を発売する女性車掌




「チンチン電車」として観光客向けに走らせている。元々は成田市の成宗電気軌道で運行されていた車両で、1918年に函館に譲渡され客車として運行されていた。その後1937年にササラ式除雪車に改造され、1991年(平成3年)策定の函館市交通事業健全化計画に基づく乗客誘致策の一つ[24]、および1992年(平成4年)の函館市制70周年記念事業の一環として当初の姿に復元された。運転士のほか車掌も乗務しており、おもに女性車掌が切符を発売・回収している。


系統番号は表示せず、駒場車庫前 - 谷地頭・函館どつく前の運転を基本とする。出入庫および関連便で湯の川 - 駒場車庫前・谷地頭・函館どつく前が設定されるほか、8月の旧盆を含む繁忙期はかつて基本系統であった五稜郭公園前 - 谷地頭・函館どつく前を設定の上で増発される。


運行期間は4月中旬 - 10月31日となっている。




  • 2017年までは木曜日 - 翌週月曜日を運行日としていて、火・水曜日を基本的に点検のための運休とし、他に降雨時や交通規制時には運休としていた。ただし火・水曜日が祝日または最終日とその前日が該当する場合などは運行することがあった。


  • 2018年からは、基本的に期間中の土曜日・日曜日・祝日のみの運行となる。ただしゴールデンウィーク期間中・お盆時期(通常8月9日 - 14日)・最終日となる10月31日などは曜日に関係なく運行される。


その年の通常運行日については、各停留場に掲示の箱館ハイカラ號時刻表・車内や乗車券販売所で配布のパンフレット[25]・函館市のホームページ[26]に記載がある。


運賃は通常と同じで、現金以外に次の乗車券・カード・利用証が使用出来る。















































券種
摘要
市電一日乗車券
市電・函館バス共通一日乗車券・2日乗車券

ICAS nimocaを含む全国相互利用交通系ICカード
2017年4月15日運行開始から。ただしこの場合は乗車ポイントは付与されず、乗継も出来ない[25][26]
PiTaPaは使用不可。
高齢者交通料金助成事業及び函館市障害者等外出支援事業の助成対象とならない[27][28][29][30][31]
市電・函館バスの乗換・乗継乗車券 大人運賃210円を超えた分は運賃から210円を引いた額を現金で支払う。半額対象となる小児・身体障害者手帳または療育手帳を提示した身体障がい者と知的障がい者及び同行の介護人(障がい者については後述)は、5円の端数は10円単位に切り上げの半額となる。
回数券[32][33]
市電・函館バス共通。額面を超えた分の差額は現金で支払う。
[定期券[34]
全線定期券
昼間割引全線定期券
市電全線定期券
市電バス昼間フリー定期券[35]
市電バス全線定期券
[35]
全線
普通定期券
学生等割引定期券
市電専用または市電・函館バス共通の市電に乗車可能のもので、指定された区間のみ。ただしIC定期券でチャージ残高がある場合は乗り越し精算可能。

函館市障害者等外出支援事業(身体・知的障がい者)対象者のうち、施設等に通所(通学)している人の無料利用証[28]
2018年(平成30年)3月31日まで

函館市障害者等外出支援事業(精神障がい者)対象者のうち、施設等に通所している人の無料利用証・半額利用証[29]
2018年(平成30年)3月31日まで

また、次の乗車券・カードは使用出来ない。















































券種
摘要
PiTaPa
トワイライトパス 販売期間・使用時間がそれぞれ運行期間外(通常1月3日 - 3月31日)・運行時間外(18:00 - )であるため利用出来ない。
[下記の磁気タイプ乗車カード[36][33]
イカすカード
バス・市電共通乗車カード
函館市の「高齢者交通料金助成事業」に基づく高齢者交通料金助成専用乗車カード[37]


函館市障害者等外出支援事業(身体・知的障がい者)対象者のうち、施設等に通所(通学)していない人が交付された乗車カード[28]


函館市障害者等外出支援事業(精神障がい者)対象者のうち、施設等に通所していない人が交付された、または助成券により半額で購入した乗車カード[29]


函館市障害者等外出支援事業(戦傷病者)対象者が交付された乗車カード[38]


函館市障害者等外出支援事業(原爆被爆者)対象者が交付された乗車カード[31]



過去の車両



  • 1943年11月に函館市交通局へ譲渡された形式

    • 10形

    • 100形


    • 200形(2代) 25両 - 旧東京市電1形 (2代)(記号・ヨヘロ)。東京市電気局より1934年に購入。ササラ電車への転用分をのぞき1957年までに全車廃車


    • 300形 15両 - 半鋼製単車 1936年製造。花電車への転用分3両をのぞき1971年廃車


    • 400形 6両 - 旧京王電気軌道23形 1940年購入 1962年廃車



  • 函館水電・帝国電力・道南電気軌道時代に改造等により形式消滅


    • 50形 - 新川車庫火災および昭和9年の函館大火で全車焼失したため

    • 200形(初代) - 昭和初期に100型へ車体更新されたため



  • 函館市交通局が導入した車両


    • 600形 5両 - 半鋼製ボギー車 1954年製造 1973年廃車


    • 700形 5両 - 半鋼製ボギー車 1957年製造 1973年廃車


    • 706形 1両 - 全鋼製ボギー車 事故車518号の車体更新車 1964年改造 1979年廃車


    • 1000形 - 元都電7000形





車両数の変遷




































































































































































































































500形
710形
800形
1000形
8000形
2000形
3000形
8100形
9600形
30形
合計(冷房車)
1982-
1984
26 12 12 4 54(0)
1985 23 11 12 3 49(0)
1986-
1989
21 11 12 3 47(0)
1990 21 11 11 3 1 47(0)
1991 21 11 10 3 2 47(0)
1992 18 11 9 3 3 44(0)
1993 15 11 8 3 4 1 1(1) 42(1)
1994 7 10 7 3 5 2 2(2) 1 37(2)
1995 5 10 6 3 6 2 3(3) 1 36(3)
1996 4 10 6 3 6 2 4(4) 1 36(4)
1997-
2001
3 10 4 3 8 2 4(4) 1 35(4)
2002-
2006
3 10 3 3 8 2 4(4) 1 1 35(4)
2007-
2009
2 10 3 1 8 2 4(4) 1 1(1) 1 33(5)
2010 2 9 3 8 2 4(4) 1 2(2) 1 32(6)
2011 2 9 3 8 2 4(4) 1 2(2) 1 32(6)


  • 事業用車除く

  • 1982・83年は1月1日現在、84年以降は4月1日現在

  • 『私鉄車両編成表』各年版、ジェー・アール・アール



車庫


車庫は駒場車庫のみである。



かつてあった車庫




  • 新川車庫(現・北海道電力函館支店):函館水電時代の車庫。1913年(大正2年)6月29日完成。旧函館区公会堂を手がけた北海道屈指の工事請負人村木甚三郎[39]。の手による。新川車庫火災では再建されたが、函館大火では再建されなかった。よって引き継がれていない。


  • 柏木車庫: 1936年(昭和11年)2月15日から函館市交通局時代の1974年(昭和49年)4月19日まで使用していた。跡地はその後あかしあホテル(1992年まで)からホテルロイヤル柏木(2006年12月まで)を経て函館まるかつ水産柏木店及びホリデイスポーツクラブ函館店になっている[40]

  • 梁川車庫:1966年(昭和41年)5月25日完成、1973年(昭和48年)10月1日廃止。現在は複合遊戯施設「テキサス函館」(旧・函館西武)が建っている。



料金


かつては均一料金制であったが、1992年(平成4年)10月より通常時は対キロ区間制料金を採用している。支払い方法は乗車時に整理券を取り、降車時に料金表の整理券番号に合わせて料金を支払う形となっている。なお、前述の箱館ハイカラ號については、乗車直後に車掌に目的地を伝えた上で運賃を支払って乗車券を受け取る形をとっている。


普通料金(大人1乗車の料金。小児は半額、5円の端数は切り上げ[41]。2014年(平成26年)5月1日改定。)




























区間
大人
小児
2 kmまで 210円 110円
4 kmまで 230円 120円
7 kmまで 240円 120円
7 km超 250円 130円

ここでいう『大人』とは中学生以上の者である[42]


障がい者等の料金は後述する。


以下のイベント、キャンペーン時は200円均一料金となる場合がある。




  • 路面電車の日(6月10日)[43]


  • 函館港まつり期間中[44]


  • 鉄道の日(10月14日)[45]


他にも5月5日(こどもの日)に小児料金のみ無料となる場合がある[46]



過去の料金[47]



  • 1944年(昭和19年):10銭均一

  • 1947年(昭和22年)7月:1円均一

  • 1952年(昭和27年):10円均一

  • 1961年(昭和36年):15円均一

  • 1965年(昭和40年):20円均一

  • 1969年(昭和44年):25円均一

  • 1973年(昭和48年):40円均一

  • 1975年(昭和50年):60円均一

  • 1976年(昭和51年):70円均一

  • 1977年(昭和52年):90円均一

  • 1978年(昭和53年):100円均一

  • 1979年(昭和54年):110円均一

  • 1980年(昭和55年):120円均一

  • 1981年(昭和56年):130円均一

  • 1982年(昭和57年):140円均一

  • 1983年(昭和58年):150円均一

  • 1984年(昭和59年):160円均一

  • 1986年(昭和61年):170円均一

  • 1988年(昭和63年)10月:180円均一

  • 1992年(平成4年)10月:対キロ区間制を導入

























区間
大人
2 kmまで 180円
4 kmまで 200円
7 kmまで 210円
7 km超 220円

  • 1994年(平成4年)12月10日






















区間
大人
2 kmまで 200円
4 kmまで 220円
7 kmまで 240円
7 km超 250円


乗り換え




乗換乗車券の一例




乗継乗車券の一例


宝来・谷地頭線と本線函館どつく前方面を十字街で乗り換える場合や、途中が終点の電車で後続の電車に乗り継いで先へ向かう場合は、目的地までの料金を支払った上で運転士から乗換乗車券の発行を受けることで、直通運賃が適用となる。乗車カード利用時も乗換乗車券が発行される。


ICAS nimocaを含めた全国相互利用交通系ICカードを利用する場合でも、五稜郭公園前・函館駅前・十字街で系統変更にともなう乗り換えが出来る。ただし、複数人での乗り換えには対応していない[48][49]



乗り継ぎ


電車と函館バスを乗り継ぐ場合は、市電(バス)降車時に乗務員に行き先を告げ、支払う料金に乗継料金50円(小児20円)加えた金額を支払い乗継乗車券を利用すると、乗り継いだ先の料金が割引になる。乗車カード利用時は情報がカードに記録されるため、乗継乗車券を受け取る必要はない。乗継指定停留場(所)での乗継に限られ、指定停留場(所)以外での乗り継ぎや、函館帝産バスや北海道観光バスなど函館バス以外の事業者には適用されない。乗継指定停留場(所)は「停留場一覧」を参照。


乗継乗車券は発行当日、乗り継ぎ先降車時刻が2時間以内に有効。乗継乗車券のみで乗車出来る区間は、乗り継いだ先の運賃が210円区間までで、これを超える場合は現金またはカード乗車券で差額精算が必要となる。カード乗車券で乗り継ぐ場合は自動的に精算される。


この制度は当初、電車から市営バス、市営バスから電車、市営バス同士でかつ目的地までの直通系統がない区間を利用する場合のみの制度だった[50]


ICAS nimocaを使う場合の乗り継ぎは上記と違い、電車同士を乗り継ぐ場合(上記の乗り換えとなる場合を除く)はどの停留場でも乗り継ぎ出来るが、電車 - バス間を乗り継ぐ場合は上記指定停留場(所)でのみ乗り継ぎ出来る。1名で乗り継ぐ場合は下車時に運賃箱上部の降車リーダーにタッチして通常運賃を支払ったのち、60分以内に乗り継ぎ先バス・電車の乗車リーダーにタッチする事で乗り継ぎ扱いとなり、乗り継ぎ先バス・電車の降車時に通常運賃から一律160円を引いた額が引き落とされる[51]。1枚のカードで複数人乗り継ぎする場合は、下車時精算前に乗務員にその旨を伝えた上での対応となる[52]。なお、箱館ハイカラ號の乗車をともなう乗り継ぎ時は乗り継ぎ運賃が適用されない[25][26]。これは箱館ハイカラ號搭載機器(ハンディタイプ精算機)が交通用システムではなく商業用システムの物を使用している関係で適用不可能なためである[注釈 2]


電車乗車中に乗継・乗換指定停留場を知る手段の一つとして、次が該当する停留場となっている時の車内アナウンス時の前後に「はこだて賛歌[53]」をアレンジしたメロディーが流れるのを聞く事を目安とする方法がある[注釈 3]



各種乗車券・定期券



乗車券




  • ICAS nimoca:ICカード。このほかにもkitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、はやかけんといった交通系ICカードが利用出来る。


  • イカすカード(函館市交通局→函館市企業局発行)・バス・市電共通乗車カード(函館バス発行)[36]


  • 回数券(市電・函館バス共通)[32]

  • 市電一日乗車券

  • 市電・函館バス共通一日/2日乗車券:バスの利用は函館市内中心部のみ。郊外域や旧戸井町・旧恵山町・旧南茅部町・旧椴法華村の区域では使用出来ない[54][55]


  • トワイライトパス:1月3日から3月31日のみ、車内のみで販売される18時から終電までの時間帯限定乗車券[56]。冬期間の乗客数底上げや利便性向上を目的として2010年に初めて発売された[57]






定期券[58]

定期券は2018年(平成30年)4月1日から、これまでの紙製に代えてICAS nimocaに定期券機能を持たせたIC定期券の運用が開始されている。また、それに合わせて6月券が新たに導入されている[34][59][60][61]











































































































































券種
2kmまで(※)
4kmまで
7kmまで
7km超
摘要
普通定期券(1月券) 8,810円 9,680円 10,130円 10,570円 券面区間料金を1月につき60回(30往復)利用した金額の約3割引とした金額で乗車出来る。
普通定期券(3月券) 25,100円 27,610円 28,880円 30,120円 同上
普通定期券(6月券) 47,570円 52,270円 54,700円 57,080円 同上
学生等割引定期券(1月券・大人) 6,300円 6,900円 7,200円 7,500円 券面区間料金を1月につき60回(30往復)利用した金額の約5割引とした金額で乗車出来る[59]
学生等割引定期券(3月券・大人) 17,960円 19,670円 20,520円 21,380円 同上
学生等割引定期券(6月券・大人) 34,020円 37,260円 38,880円 40,500円 同上
学生等割引定期券(1月券・小児) 3,150円 3,450円 3,600円 3,750円 同上
学生等割引定期券(3月券・小児) 8,980円 9,840円 10,260円 10,690円 同上
学生等割引定期券(6月券・小児) 17,010円 18,630円 19,440円 20,250円 同上
全線定期券(1月券) 21,140円 函館市電全線と函館バスが指定する区間全線に乗車出来る定期券。
全線定期券(3月券) 60,260円 同上
昼間割引全線定期券(1月券) 9,790円 9時30分以降に乗車し、16時までに乗車した場合に使用出来る時間帯限定定期券。函館市電全線と函館バスが指定する区間全線に乗車出来る。
昼間割引全線定期券(3月券) 27,890円 同上
市電全線定期券(1月券) 10,570円 函館市電全線のみに乗車出来る定期券[60]
市電全線定期券(3月券) 30,120円 同上
市電全線定期券(6月券) 57,080円 同上

※:市電全線乗車可能の定期券料金はこの欄に表記。



課題

函館市交通事業経営計画(第2次)では下記の3点を課題とし、調査検討を行っている[62]

  • 均一料金制度。

  • エコロジー・パス(環境定期券)などの新しい割引制度の導入や、通勤定期券、通学定期券の割引率の見直し。


  • IC乗車カード、モバイル等の新媒体による料金支払いの導入。



上記のうち、IC乗車カードについては、2017年3月25日に「ICAS nimoca」のサービスを開始した[12]

IC乗車カード自体はnimocaが基となっているので交通系ICカード全国相互利用サービスに対応し、Kitaca等の相互利用出来る各IC乗車カードでも乗車可能となっている。

ICAS nimocaでは乗車ポイント制が導入され、また函館バスとの乗り継ぎ割引(上記「乗り継ぎ」の節を参照)が適用されている[63][22]。なお、ICAS nimocaを含めた各種nimocaでの函館市電乗車でも乗り継ぎが可能でポイントも付く[64][注釈 4]が、それ以外の交通系ICカードでは乗車ポイントおよび乗り継ぎ割引のいずれも対象外としている[63]

通学定期券の割引率の見直しについては、2018年4月1日からのICAS nimocaを利用したIC定期券の導入に合わせて、通学定期券の割引率がこれまでの約4割から5割に変更となった[59]



無料電車


郊外の大型ショッピングセンターに客足をとられ、厳しい状況が続いている市中心部商店街の活性化を目的に無料電車が2009年5月 - 2010年1月の間、運行された。具体的には、「函館駅前」と「松風町」の商店街に近い2電停で乗降した利用者の運賃を函館商工会議所が負担するというもので、毎月第2、第4日曜日と1月1日・2日にお買い物電車として6往復運行する「大門号」[65][66][67]が対象となった。対象を中心部で買い物する利用者に限定するため、当初は乗客にチケットを配布し、後で精算する方法も検討されたが、利便性を重視する観点から、前述したように当該電停で乗降した乗客すべてを無料にした。運行時刻は交通局ホームページにも掲載され、買い物客からも好評を得た[68]



障がい者等の乗車料金の割引


函館市電車乗車料金条例施行規程第3条に基づいて、身体障がい者・知的障がい者の本人と同行の介護人が支払い時に身体障害者手帳・療育手帳を提示、及び養護施設[注釈 5]において養護または保護を受けている「養護児童」と同行の付添人は市町村長の発行する所定の乗車料金割引証または当該施設の長の発行する証明書を提示すると、普通乗車料金や乗継乗車料金が半額になり、また定期乗車料金(児童に関わるものを除く)も3割引になる。


nimocaエリアにおいては、身体・知的障がい者は障がい者用ICAS nimocaが利用出来る[51][69]。購入申し込みは駒場車庫乗車券販売所・函館バス各営業所・函館駅前バス案内所にて身体障害者手帳・療育手帳を提示[注釈 6]して行う。障がい者用ICAS nimocaでは自動的に割引運賃で精算される。


精神障がい者の割引は、函館市内在住における後述の函館市障害者等外出支援事業(精神障がい者)によるものを除いては、現在のところは函館市電車乗車料金条例施行規程に規定されていないため、ICAS nimocaも含めて一切行われていない。



市電・函館バス乗車料金助成制度


函館市障害者等に対する市営交通機関等利用証交付規則[70]に基づいて、平成大合併前(函館市の場合は2004年以前)の旧函館市エリアに住んでいる人で70歳以上の高齢者、障がい者(身体障がい、知的障がい、精神障がい)、原爆被爆者、戦傷病者、児童扶養手当または旧母子福祉年金(現在は遺族年金)受給世帯には無料(介護人含む)、無料、半額の市電・バス利用証[注釈 7]が交付され、料金が減免されていたが[71]、2012年4月1日より、高齢者交通料金助成事業[37]と函館市障害者等外出支援事業[28][29][38][31]に変更された。対象者は70歳以上の高齢者、障がい者(身体障がい、知的障がい、精神障がい)、原爆被爆者、戦傷病者に絞りこまれ、条件によっては助成上限額が設定された[72]



呼称


地元では単に電車と呼ばれることがあり、電停でのアナウンスも「電車は十字街・湯の川間を6分間隔で運行しています」となっている。また、これに並走する道路は電車道路と呼ばれており、沿線企業の広告もそれに倣ったものが多い[73]。これは函館近郊において長らく国鉄・JRは非電化(津軽海峡線の交流電化が実施された1988年以降においても、普通列車は全列車ディーゼル気動車である。ただし、2016年3月26日ダイヤ改正では、函館 - 新函館北斗間に、733系電車を使用した「はこだてライナー」が運行開始した。)だったこともあり、国鉄・JRを汽車、市電を電車と呼称したためによるものとされる。



市電広告



電車や関連施設に広告を出すことが出来る。広告には「直営広告」と「請負広告」がある。直営広告には、電車中つり、電車窓つり、電車額面、電車窓ステッカー、電車外窓ステッカー、カラー電車、電車乗車券、業務案内等印刷物、カラー電車、外窓ステッカー、料金箱、液晶ディスプレーがある。請負広告には、電停(行灯・看板)広告、電車線路架設用電柱、電車車内放送など。これらは企業局交通部が指定した広告代理店が担当している[74]。指定代理店は株式会社サトーエージェンシー[75]





バス事業




函館市営バス(1994年撮影)




函館市営バスの整理券(1988年〈昭和63年〉 - 平成初期の頃の物)


函館水電時代に高木荘治のバス事業を買収、函館乗合自動車合資会社を設立(のちに函館水電が吸収する)。帝国電力時代に旭自動車株式会社と合併している。道南電気軌道時代に函館市に譲渡された[10]。1991年に策定された函館市交通事業健全化計画(目標:平成9年度に経営収支均衡、平成12年度に不良債務解消)が上手くいかず、バス事業を順次函館バスに移管し、経営主体の一元化を図ることになった[3]


函館バスへの移管のほかに函館市交通局への一元化、第三セクターや南北海道の広域連合等による一元化も検討されていた。函館市交通局への一元化案は人件費比率の違いから収支採算性に大幅な乖離がある上に渡島・檜山管内における路線運行のための施設とノウハウを有していない、第三セクターや南北海道の広域連合等による一元化案はバス事業のノウハウを有する企業が存在するにもかかわらず、それを廃止してまで別の経営主体を設置する必要はあるのかとの問題があった。関連事業の展開など経営感覚をフルに発揮出来る民間企業のうち、函館市域のみならず渡島 ・檜山管内における路線運行のための施設とノウハウを持っている函館バスへの移管案が選ばれた[76]。その後、2000年(平成12年)4月7日に函館市が函館バスに対し申し入れをし、同年11月20日に基本協定を締結した[77][78]



営業所・出張所



  • 日吉営業所(→函館バス日吉営業所)

  • 昭和営業所(→函館バス昭和営業所) - 1969年に函館市交通局自動車部昭和営業所として開設。

  • 駅前出張所



バスロケーションシステム


旧函館市営バスで導入していたバスロケーションシステムはバス事業譲渡後も函館バス[注釈 8]に引き継がれたが、設備の老朽化を理由に2006年11月10日限りで旧バスロケーションシステムの使用を一旦終了した。


その後設備を更新し、2007年3月20日頃から新しいバスロケーションシステムの運用を開始した。接近案内を従来の予想時刻表示から到着までの予想所要時間に変更し、系統番号・行先等の表示もすべてLED式に変更した。これにより、系統番号にかかわらず到着時刻の早い順に表示可能なほか、インターネット上でもバスの現在位置を確認することが可能となった。


バスロケーションシステムを設置している停留所は、旧函館市営バスによるものと異なるので、「学園前」など一部のバス停では2006年限りでバスロケーションシステムが廃止されたことになる。



路線




  • 循環1系統:棒二森屋前・函館駅前 - 堀川町 - 自衛隊前 - 深堀町 - 国立病院前 - 花園町 - 本通農協前 - サン・リフレ函館前
    • 移管後、2004年4月1日をもって廃止[79]



  • 循環2系統:昭和営業所前 - 亀田病院前 - 亀田小学校前 - 白鳥町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 田家入口 - 北富岡 - 昭和営業所前
    • 移管後、2003年4月1日をもって廃止[80]



  • 循環3系統:日吉営業所前 - 北中学校通 - 世界救世教前 - 鍛治団地裏 - 五稜郭公園裏 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 国立病院前 - 花園町 - 団地通 - 日吉町4丁目 - 日吉営業所前
    • 移管後、2003年4月1日をもって廃止[80]



  • 1系統:昭和営業所前 - 亀田病院前 - 高台坂下 - 五稜郭駅前 - 高台坂下 - 亀田港 - 港小学校前・市立函館病院 - 亀田港 - 開発建設部前 - 亀田町 - ガス会社前 - 松川町 - 中の橋 - 大縄町 - 総合福祉センター前 - 棒二森屋前 - 市役所前 - 十字街 - 元町 - 高竜寺前


  • 3系統:日吉営業所前 - 日吉町4丁目 - 団地通 - すみれ団地 - 東本通 - 本通農協前 - 芸術ホール前 - 五稜郭電停前 - 西武テーオー前 - 西武前 - 中の橋 - 大縄町 - 昭和通 - 棒二森屋前 - 市役所前


  • 3-1系統:函館駅前 - 堀川町電停前 - 五稜郭電停前 - 鍛治保育園前 - 本通農協前 - 東本通 - すみれ団地 - 団地通 - 日吉町4丁目 - 日吉営業所前
    • 移管後、2003年4月1日をもって廃止[80]



  • 5系統:臨空工業団地・日吉営業所前 - 日吉町4丁目 - 団地通 - 花園町 - 国立病院前 - 深堀町 - 自衛隊前 - 堀川町 - 松風町 - 函館駅前・棒二森屋前


  • 6系統:日吉営業所前 - 日吉町4丁目 - 花園町 - 学園前 - 湯川中学校前 - 湯倉神社前 - 根崎 - 湯の川温泉 - 競輪場通 - 宇賀浦町 - 松風町 - 棒二森屋前・函館駅前


  • 6-1系統:西武前・西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 東消防署前 - 競輪場前 - 競輪場通 - 湯の川温泉 - 根崎 - 湯倉神社前 - 湯川中学校前 - 学園前 - 花園町 - 日吉町4丁目 - 日吉営業所前


  • 8系統:日吉営業所前 - 日吉町4丁目 - 団地通 - 花園町 - 国立病院前 - 深堀町 - 五稜郭電停前 - 堀川町電停前 - 松風町 - 棒二森屋前・函館駅前


  • 12系統:昭和営業所前 - 北富岡 - 田家入口 - 五稜郭公園裏 - 五稜郭電停前 - 千代台 - 函館駅前
    • 移管後、2003年4月1日をもって廃止[79]



  • 14系統:函館駅前 - 総合福祉センター裏 - ガス会社前 - 宮前町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 競馬場前 - 深堀中学校前 - 学園前 - 湯川支所前 - 湯倉神社前 - 函館大学前 - 香雪園
    • 移管後、2004年4月1日をもって経路変更[79]



  • 16系統:日吉営業所前 - 花園町 - 国立病院前 - 深堀町 - 五稜郭電停前 - 西武テーオー前 - 宮前町 - ガス会社前 - 港 - 港小学校前 - 市立函館病院 - 港小学校前 - 港中学校通 - 北大前 - 臨港橋・フェリー前


  • 19系統:棒二森屋前・函館駅前 - 松風町 - 堀川町電停前 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 競馬場前 - 湯の川温泉電停前 - 湯倉神社前 - 戸倉町 - 湯川団地中央 - 函館空港
    • 移管後、2003年4月1日をもって廃止[79]



  • 24系統:函館駅前 - 総合福祉センター裏 - ガス会社前 - 宮前町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 競馬場前 - 学園前 - 湯川支所前 - 湯倉神社前 - 榎本町 - 滝沢町
    • 移管後、2004年4月1日をもって廃止[79]



  • 27系統:昭和営業所前 - 亀田病院前 - 亀田小学校前 - 白鳥町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 堀川町電停前 - 松風町 - 棒二森屋前・函館駅前
    • 移管後、2006年4月1日をもって函館バス106系統と組み合わせて鍛冶・桐花線「ループ」を新設など見直し[81]。函館市企画部企画管理課の資料によると廃止扱いである[79]



  • 27-1系統:昭和営業所前 - 亀田病院前 - 亀田小学校前 - 変電所前 - 田家入口 - 五稜郭電停前 - 堀川町電停前 - 松風町 - 棒二森屋前・函館駅前
    • 移管後、2006年4月1日の鍛冶・桐花線「ループ」新設時に廃止[79]



  • 30系統:日吉営業所前 - 北中学校通 - 世界救世教前 - 本通農協前 - 鍛冶1丁目 - 西堀病院前 - 保健所裏 - 五稜郭電停前 - 千代台 - 函館駅前


  • 32系統:日吉営業所前 - 団地通 - 白百合学園前 - 東山団地 - 亀田支所前 - 富岡 - 田家入口 - 五稜郭電停前 - 西武テーオー前 - 宮前町 - ガス会社前 - 大縄町 - 総合福祉センター前 - 函館駅前


  • 39系統:函館駅前 - 総合福祉センター裏 - ガス会社前 - 宮前町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 競馬場前 - 湯の川温泉電停前 - 湯倉神社前 - 戸倉町 - 湯川団地中央 - 函館空港


  • 39-1系統:函館駅前 - 総合福祉センター前 - ガス会社前 - 宮前町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 競馬場前 - 湯の川温泉電停前 - 湯倉神社前 - 戸倉町 - 湯川団地中央 - 函館空港
    • 移管後、2005年4月1日をもって廃止[79]



  • 41系統:昭和営業所前 - 亀田病院前 - 高台坂下 - 五稜郭駅前 - 亀田町 - ガス会社前 - 宮前町 - 西武テーオー前 - 五稜郭電停前 - 深堀町 - 競馬場前 - 湯の川温泉電停前 - 湯倉神社前 - 湯川中学校前 - 学園前 - 花園町 - 日吉町4丁目 - 日吉営業所前
    • 移管後、2008年4月1日をもって日吉4丁目 - 日吉営業所前を廃止、職業能力開発センター前(2017年(平成29年)4月1日より「ポリテクセンター函館」に名称変更[82])折り返しとなる[79]




脚注


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注釈




  1. ^ 2010年3月時点の函館市交通局公式サイトの路線図では番号だけだが、2011年6月時点の函館市企業局交通部公式サイトの路線図には運転系統記号が見られる。(インターネットアーカイブより)


  2. ^ 2018年の乗車時に車掌より情報取得。


  3. ^ ただし、該当しない終点の谷地頭・函館どつく前と中間停留場の湯の川温泉でも同じメロディーが流されている。また、該当する停留場の駒場車庫前・競馬場前・深堀町・昭和橋では逆に通常のメロディーとなっている。


  4. ^ 現在の「nimocaご利用ガイド」パンフレット(2018.04)には「nimocaカードを利用しての乗り継ぎ割引が適用」とあり、函館市企業局交通部駒場車庫の職員より、現在は全ての各種nimocaが乗り継ぎ可能である事の情報を2018年11月2日に取得。


  5. ^ 児童福祉法第12条の4及び第41条 - 第44条までに規定する施設としている。


  6. ^ ICAS nimocaパンフレットには、代理人による購入の場合、手帳の他に代理人本人の公的証明書(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなど)と、購入申込者からの委任状または続柄が分かる公的証明書(戸籍謄本または戸籍全部事項証明書など)も必要となっている。


  7. ^ 福祉乗車証


  8. ^ 旧市営バス路線にのみ適用。31系統は函館バスの新規路線であるが3系統として案内(日吉営業所ゆきは「系統番号無し」で案内)。



出典





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  27. ^ 2018年5月14日に、「高齢者交通料金助成事業」を管轄する函館市役所高齢福祉課 高齢者・介護総合相談窓口の職員から言質を取っている。

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  52. ^ 函館バス時刻表 2017年(平成29年)4月1日改正版 p23


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  54. ^ 函館バス時刻表 2017年(平成29年)4月1日改正版 p21


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  82. ^ 函館バス時刻表 平成29年4月1日 函館バス株式会社 p24




参考文献



  • 函館市史 函館市

  • 続函館市史資料集(第1号) 函館市総務部市史編さん室 1971年

  • 市電50年のあゆみ 函館市交通局 1964年

  • 市政はこだて 平成23年3月号 函館市

  • タイムテーブル平成10年度 函館市交通局、社団法人函館市交通局協力会 1998年

  • 函館バス時刻表 平成15年4月1日 函館バス株式会社 2003年4月

  • 函館バス時刻表 平成18年10月1日 函館バス株式会社 2008年

  • 週刊東洋経済 東洋経済新報社 2010年4月3日号

  • 週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄「札幌市交通局・函館市企業局」 朝日新聞出版 2011年


  • 日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道 新潮社 2008年。

  • 函館の路面電車100年 函館市企業局交通部編 北海道新聞社 2013年。 ISBN 978-4-89453-702-6

  • 角川日本地名大辞典 1 北海道 上巻 角川日本地名大辞典編纂委員会 竹内理三編 角川書店



関連項目











  • 北海道の馬車鉄道・軌道事業


    • 札幌市交通局 - 札幌市電を運営。

      • 札幌石材馬車鉄道 - 札幌市電の前身。



    • 札幌軌道 - かつてあった馬車鉄道、軌道。北海道中央バスの前身の一つ。


    • 札幌温泉電気軌道 - 札幌温泉への輸送を行うために敷設された路面電車。


    • 旭川電気軌道 - かつて旭川市に存在した路面電車。


    • 旭川市街軌道 - かつて旭川市に存在した路面電車。

    • 函館市企業局交通部 - 本項


      • 亀函馬車鉄道(函館馬車鉄道)
        • 函館鉄道


      • 函館水電




    • 登別温泉軌道 - かつて登別市に存在した路面電車。


    • 大沼電鉄 - かつて七飯村(現・七飯町)と鹿部村(現・鹿部町)の間を結んでいた軌道線。



  • 文化


    • 電車でGO! 旅情編 - タイトーの電車運転シミュレーションゲーム。函館市電が収録されている。


    • S.H.E - 台湾のアイドルグループ。「他還是不?」のPVの随所に函館市電でのロケが散りばめられている。


    • 鉄道むすめ - トミーテックのキャラクターコンテンツ。柏木ゆの(車掌)、松風かれん(運転士)が商品化されている。鉄道むすめの登場人物も参照。


    • 神様の赤ん坊 - NHK BSプレミアムで2012年12月23日22時から放送された函館を舞台にした「北海道発 プレミアムドラマ」。ロケでは実際の市電車両が使われた。





外部リンク


  • 函館市電(市営交通)



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