海州市
芙蓉堂 | |
位置 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 해주시 |
漢字: | 海州市 |
日本語読み仮名: | かいしゅうし |
片仮名転写: | ヘジュシ |
ローマ字転写 (MR): | Haeju-si |
統計(2008年) | |
面積: | 206.93 km2 |
総人口: | 273,300 人 |
行政 | |
国: | 朝鮮民主主義人民共和国 |
下位行政区画: | 26洞5里 |
海州市(ヘジュし、해주시)は朝鮮民主主義人民共和国の南西部(朝鮮半島中西部)の黄海南道の道都。水産資源、地下資源に恵まれている。ここの海岸の砂は韓国にも輸出される。
目次
1 地理・気候
2 行政区画
3 歴史
3.1 年表
4 経済
5 交通
6 教育
7 海州市出身の人物
8 脚注
地理・気候
首都平壌から100kmほどに位置する。海州湾に面し、港湾都市である。北には首陽山がそびえる。
海州(1981〜2010)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
日平均気温 °C (°F) | −3.4 (25.9) | −1.0 (30.2) | 4.2 (39.6) | 10.8 (51.4) | 16.0 (60.8) | 20.7 (69.3) | 23.5 (74.3) | 24.9 (76.8) | 20.4 (68.7) | 14.1 (57.4) | 6.6 | −0.5 (31.1) | — |
降水量 mm (inch) | 10.4 (0.409) | 24.1 (0.949) | 28.9 (1.138) | 57.6 (2.268) | 107.4 (4.228) | 128.8 (5.071) | 327.2 (12.882) | 257.3 (10.13) | 143.6 (5.654) | 51.6 (2.031) | 40.1 (1.579) | 16.9 (0.665) | 1,193.9 (47.004) |
出典: 気象庁[1] |
海州 1961 - 1990年平均の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
日平均気温 °C (°F) | −4.8 (23.4) | −2.6 (27.3) | 2.8 (37) | 9.9 (49.8) | 15.6 (60.1) | 20.0 (68) | 23.6 (74.5) | 24.7 (76.5) | 19.7 (67.5) | 13.1 (55.6) | 5.7 (42.3) | −1.6 (29.1) | 10.51 (50.92) |
出典: World Climate Haeju, North Korea[2] |
行政区画
26洞・5里を管轄する。
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歴史
古朝鮮以降帯方郡に属しており、高句麗は内未忽郡・池城・長池と呼び、新羅文武王以降漢州に所属してから、762年(景徳王21年)瀑池と改称し、知性を積んで大陸方面の前衛部に重要視されてきた。
高麗太祖は海に臨んだわけで「海州」と命名されて成宗は初めに牧を置き、続いて節度使を置いて顕宗の時に節度使を廃止して4都護府の1つである安西都護府を置いた。睿宗の時に大都護府に昇格し、高宗の時に牧に還元して朝鮮に継承した。
光海君の時に一時県に降格されたが仁祖元年に回復され、1895年(高宗32年)二十三府を設置して海州府となり16郡を管下において1896年十三道を設置して黄海道の道庁所在地となった。
年表
この節の出典[3]
「碧城郡#歴史」を参照
1920年 - 海州郡海州面が指定面に昇格。
1927年 - 海州郡瀛東面の一部が海州面に編入。
1931年4月1日 - 海州郡海州面が海州邑に昇格。
1936年 - 海州郡瀛東面・西辺面の各一部が海州邑に編入。
1938年10月1日 - 黄海道海州郡海州邑が海州府に昇格。
1940年 - 開港場に指定された。
1943年10月1日 - 碧城郡西席面の一部を編入。
1945年8月15日 - ソ連軍管理下に置かれる。龍塘浦地域は38度線以南に位置するが、アメリカとソ連の合意により、最終的に海州府全域がソ連軍管理下に置かれた。
終戦直後 - 海州府が海州市に改称。
1952年12月 - 郡面里統廃合により、黄海道海州市、碧城郡西席面の一部地域をもって、海州市を設置。海州市に以下の洞・里が成立。(3洞20里)
- 玉渓里・泰峯洞・南川洞・白林洞・海雲里・海清里・四美里・芙蓉里・長春里・養士里・九済里・広石里・広河里・煙陽里・清風里・乗馬里・石川里・王神里・龍塘里・仙山里・石美里・結城里・挹坡里
1954年10月 - 黄海道の分割により、黄海南道海州市となる。同時に黄海南道道庁所在地となる。(3洞20里)
1955年 (17洞6里)
- 乗馬里が乗馬洞に昇格。
- 広石里が広石洞に昇格。
- 海清里が海清洞に昇格。
- 広河里が広河洞に昇格。
- 海雲里が海雲洞に昇格。
- 四美里が四美洞に昇格。
- 芙蓉里が芙蓉洞に昇格。
- 長春里が長春洞に昇格。
- 仙山里が仙山洞に昇格。
- 養士里が養士洞に昇格。
- 玉渓里が玉渓洞に昇格。
- 九済里が九済洞に昇格。
- 清風里が清風洞に昇格。
- 王神里が王神洞に昇格。
1957年6月 (15洞6里)
- 南川洞が泰峯洞・長春洞に分割編入。
- 長春洞の一部が泰峯洞に編入。
- 白林洞が芙蓉洞に編入。
1961年3月 (18洞7里)
- 龍塘里が分割され、龍塘洞・西艾洞が発足。
- 乗馬洞の一部が分立し、大谷洞が発足。
- 九済洞の一部が養士洞に編入。
- 石川里の一部が清風洞に編入。
青丹郡迎陽里、碧城郡神光里を編入。
1963年11月 - 煙陽里が煙霞洞に昇格。(19洞6里)
1965年1月 (22洞5里)
- 青丹郡鵲川里・長芳里を編入。
- 石川里が石川洞に昇格。
- 石美里が石美洞に昇格。
- 結城里が結城洞に昇格。
1967年 - 鵲川里の一部が分立し、鶴峴洞が発足。(23洞5里)
1972年11月 - 乗馬洞の一部が分立し、山城洞が発足。(24洞5里)
1973年 - 国際貿易港となる。
1977年9月 (24洞5里)
- 清風洞がセゴリ洞に改称。
- 泰峯洞が栄光洞に改称。
- 王神洞が南山洞に改称。
1981年6月 - 挹坡里が挹坡洞に昇格。(25洞4里)
1993年12月 (26洞5里)
- 鶴峴洞の一部が分立し、陽地洞が発足。
- 煙霞洞・挹坡洞の各一部が合併し、煙陽里が発足。
- 鶴峴洞の一部が鵲川里に編入。
経済
化学、セメント、造船などの工業が発達している。また、水産業が非常に盛んで、米、果物などの生産も盛ん。
交通
- 海州空港
黄海青年線
鶴峴駅 - 梅花駅 - 長芳駅 - 海州青年駅
甕津線
- 海州青年駅 - 王神駅 - 西海州駅 - 文井駅
- 海州青年駅 - 王神駅 - 西海州駅 - 文井駅
白川線
- 海州青年駅 - 長芳駅
鼎島線
- 王神駅 - 鼎島駅
- 王神駅 - 鼎島駅
教育
- 医科大学
海州市出身の人物
- 安重根
脚注
^ “平年値データ 海州”. 気象庁 (2013年4月). 2013年4月2日閲覧。
^ “Haeju, North Korea Climate Normals 1961-1990”. World Climate Home. 2013年4月1日閲覧。
^ 황해남도 해주시 역사
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