フランサ駅
フランサ駅 (カタルーニャ語:Estació de França、スペイン語:Estación de Francia) はバルセロナの主要な鉄道駅の一つ。
フランサ駅はバルセロナで中距離列車及び長距離列車に於いてバルセロナ・サンツ駅に次いで2番目に列車の発着の多い駅である。しかし、この状況は高速列車AVEのサンツ駅乗り入れ、及び、建設中のサグレラ駅の完成によるサグレラ駅への旅客集中によって失われるかもしれない。
目次
1 歴史と建築
2 路線
3 所在と地下鉄
4 関連項目
5 References
6 外部リンク
歴史と建築
最初の鉄道駅は、駅名が示すようにフランスから到着する列車の駅として19世紀にこの場所に建てられた。また北東カタルーニャやコスタ・ブラバへの列車の駅としても建設された。
1929年に開かれたバルセロナ万国博覧会に合わせ建替えが行われ、駅を構成する2つの巨大な建屋が建築家のペドロ・ムグルサによって設計され、国王アルフォンソ13世によって落成式が行われた。建屋はU字形で線路を囲む。駅の大きさは高さ29m、長さ195mである。
一般に、フランサ駅は都市で最も美しい駅と考えられる。歴史的な様式と近代的な様式が融合した落ち着いた建物はそれ自体に見る価値があり、更に大理石・青銅・水晶及びモデルニスモとアール・デコのモチーフによる装飾で完成される。ここ30年間、バルセロナの中心駅の座は地下駅であるサンツ駅に奪われている。バルセロナの他の駅は全て、少なくとも一部地下であり、フランサ駅は唯一の例外である。
元々の駅舎の一部は現在、フランサ・ビルとしてポンペウ・ファブラ大学によって利用されている[1]。
路線
駅は12線7面を有し、多くのレンフェ(スペイン国鉄)の列車が発着する。
セルカニアス バルセロナ: R10線 バルセロナ中心部 (サンツ駅・Passeig de Gràcia駅) 経由バルセロナ・エル・プラット国際空港行 (30分間隔)- 中距離列車: Ca1、 Ca3、 Ca4、 Ca6
アルビア:マドリード行
アルコ:バレンシア行
また人気の夜行列車トレンオテル、フランス (パリ)、スイス、イタリア行などの国際列車の発着駅でもある。
所在と地下鉄
駅は市内東部のドックと動物園の間に位置する。直接連絡する地下鉄駅は存在しないが、容易にアクセス可能である。バルセロナ中心部 (サンツ駅・Passeig de Gracia駅) からはR10線で直接、地下鉄4号線のバルセロネータ (Barceloneta) 駅から徒歩5分である。
関連項目
- バルセロナ・サンツ駅
References
^ University Campus - Universitat Pompeu Fabra Archived 2007年10月16日, at the Wayback Machine.
外部リンク
- Catalunya Turisme内のフランサ駅ページ
- Todotrenes.com内のフランサ駅ページ
- Trenscat.com内写真ギャラリー
座標: 北緯41度23分02秒 東経2度11分10秒 / 北緯41.384度 東経2.186度 / 41.384; 2.186