含水率






物質の三態


含水率(がんすいりつ)とは、物質に含まれる水分の割合を示したもの。重量基準と体積基準の含水率があるが、単純に含水率と呼ぶ場合は、重量含水率を示す。無次元量であり単位はなく、通常は百分率(%)を用いて表される。


重量基準含水率は一般的に湿潤基準(水分の重量を水分と固形分の重量の和で除したもの)の含水率が用いられ、乾量基準(水分の重量を固形分の重量で除したもの)は含水比と呼ばれ区別されている。しかし、木材の場合は、乾量基準であっても含水率と呼ばれる。



定義



重量基準含水率 u


u=WwWs+Ww{displaystyle u={frac {W_{w}}{W_{s}+W_{w}}}}



Ww は水分の重量、Ws は物質の重量。



体積基準含水率 θ


θ=VwV{displaystyle theta ={frac {V_{w}}{V}}}



Vw は水の体積、V は全体の体積。



含水比との関係



含水比w は、以下で定義され、含水率u と次の関係がある:


w:=WwWs=u1−u{displaystyle {begin{aligned}w&:={frac {W_{w}}{W_{s}}}\&={frac {u}{1-u}}end{aligned}}}

したがって、水分を含まない物質に対してはu = w = 0だが、固形分を含まない場合はu = 100%、w = ∞となる。








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