農業経済学
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農業経済学(のうぎょうけいざいがく、英: agricultural economics)は、農学あるいは経済学の一分野。本稿では、農業経済学を教授・研究する学科である農業経済学科(のうぎょうけいざいがっか)についても記す。
目次
1 概要
2 研究方法
3 農業経済学の分野一覧
4 農業経済学科
4.1 農業経済学科のある大学・学部
4.2 農業経済学科に類似する学科のある大学・学部
4.3 農業経済学科が学べるコース等をもつ大学・学部
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
概要
農業経済学は、農業・農村について社会科学的側面を研究対象としている。
日本では、農学部やそれに類する学部に農業経済学科やそれに類する学科が設置されていることから、農学の一分野と考えられているが、アメリカ合衆国では応用経済学を中心に学ぶ学部として農業経済学部を持つ大学が散見されるなど、経済学の一分野と考えられてもいる。
近年、従来の農業・農村問題以外にも、食料や環境の問題について研究する学問となっている。
研究方法
日本では、農村地域に赴いての現地ヒアリング調査や統計・文献の分析・解読などによる研究が中心であったが、現在は、計量経済学的手法による定量的分析が多くなってきている。
一方で、アメリカやヨーロッパ等においては、計量経済学的手法による定量的研究が中心となり、日本での研究方法による研究は、「農村社会学」に分類されるケースも多い。
農業経済学の分野一覧
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農業経済学科
日本では、1919年9月、北海道帝国大学(現在の北海道大学)に日本で初めて、農業経済学科が設置された。
但し、これは、あくまでも「農業経済学科」という名称が初めて登場しただけであり、同年3月に東京帝国大学農科大学が東京帝国大学農学部に改組された際、農業経済学を研究する農学科第二部が設置されている。
1922年に宇都宮高等農林学校(現在の宇都宮大学)が、1924年1月に京都帝国大学(現在の京都大学)が農学を社会科学面で研究する学科を設置する際、それぞれ「農政経済学科」、「農林経済学科」という名称で設けられており、全ての学校で「農業経済学」という名称が使われていたわけではないが、後に、1925年3月に東京帝国大学(現在の東京大学)が、1939年4月に東京農業大学が、また1943年5月に日本大学(旧)農学部が、農学を社会科学面で研究する学科を設置する際、「農業経済学科」という名称で設けられた。
また、農業経済学科は、農学を社会科学面から研究する学科であったため、学徒出陣の際、農学部でありながら「文系」とみなされ、農業経済学科で学んでいた学生は徴兵対象となった[1]。なお、農学部でありながら、高等学校の「地理歴史科」「公民科」の教員免許を取得できる大学もある。
近年、農業経済学科の改組・改称の際に、食料や環境といった新たな問題を研究することを表した学科名が登場している。
農業経済学科のある大学・学部
- 北海道大学農学部
宇都宮大学農学部
農業経済学科に類似する学科のある大学・学部
京都大学農学部(食料・環境経済学科)
千葉大学園芸学部(2007年より食料資源経済学科(旧:園芸経済学科))
東京農業大学国際食料情報学部(食料環境経済学科)- 東京農業大学生物産業学部(産業経営学科)
日本大学生物資源科学部(食品ビジネス学科/2010年3月以前は「食品経済学科」)
明治大学農学部(食料環境政策学科)
龍谷大学農学部(食料農業システム学科)
近畿大学農学部(農業生産科学科)
農業経済学科が学べるコース等をもつ大学・学部
東洋大学経済学部(国際経済学科)
酪農学園大学農食環境学群(循環農学類農業経済学コース(旧酪農学部農業経済学科)
東京大学農学部(環境資源科学課程 農業・資源経済学専修)
東北大学農学部(生物生産科学科 資源環境経済学系)
神戸大学農学部(食料環境システム学科 食料環境経済学コース)
九州大学農学部(生物資源環境学科 生物資源生産科学コース 農政経済学分野)
東京農工大学農学部(生物生産学科 農業経営経済分野)
石川県立大学生物資源環境学部(生産科学科生物資源管理系生産資源経済学分野)
鳥取大学農学部(生物資源環境学科 生命環境農学科国際乾燥地農学コース)
吉備国際大学地域創成農学部(地域創成農学科(農業技術、農業経済・経営、食品化学・加工の各分野)
筑波大学生命環境学群 生物資源学類(社会経済学コース)
帯広畜産大学畜産学部 (農業経済学ユニット)
弘前大学農学生命科学部(国際園芸農学科 食農経済コース)
岩手大学農学部(食料生産環境学科 食産業システム学コース)
秋田県立大学生物資源科学部(アグリビジネス学科)
山形大学農学部(食料生命環境学科 食農環境マネジメント学コース)
宮城大学食産業学群(フードマネジメント学類フードビジネスコース)
茨城大学農学部(地域総合農学科 地域共生コース)
山梨大学生命環境学部(地域社会システム学科)
新潟大学農学部(農業生産科学科 食料・資源経済学コース)
新潟食料農業大学食料産業学部(食料産業学科 ビジネスコース)
静岡大学農学部(生物資源科学科 農食コミュニティデザインコース)
三重大学生物資源学部(資源循環学科 国際・地域資源学講座)
島根大学生物資源科学部(農林生産学科 農業経済学コース)
県立広島大学生命環境学部(生命科学科 食品資源科学コース 農業経済学分野)
愛媛大学農学部(食料生産学科 食料生産経営学コース)
鹿児島大学農学部(農業生産科学科 食料農業経済学コース)
琉球大学農学部(亜熱帯地域農学科 農林経済科学分野)
(研究室単位)
法政大学生命科学部(応用植物科学科 食料農業環境政策学研究室)
日本獣医生命科学大学応用生命科学部(食品科学科 食品経済学教室)- 日本獣医生命科学大学応用生命科学部(動物科学科 食料自然共生経済学教室)
麻布大学獣医学部(動物応用科学科 動物資源経済学研究室)
信州大学農学部(農学生命科学科 植物資源科学コース農業経済学研究室)
名古屋大学農学部(資源生物科学科 食料経済学研究室)
名城大学農学部(生物資源学科 経済学研究室)
岐阜大学応用生物科学部 生産環境科学課程(応用植物科学コース 農村経営マネジメント学研究室, 食料経済学研究室)- 岐阜大学応用生物科学部 応用生命科学課程(食品生命科学コース 食品経済学研究グループ)
滋賀県立大学環境科学部(生物資源管理学科 経済グループ)
京都府立大学生命環境学部(農学生命科学科 植物生産科学コース 農業経営学専攻)
岡山大学農学部(総合農業科学科 環境生態学コース 資源管理学/食料生産システム管理学)
広島大学生物生産学部(生物生産学科 生物圏環境学コース 食料生産管理学研究室)
徳島大学生物資源産業学部(生物資源産業学科 生物生産システムコース)- 徳島大学総合科学部(社会創生学科 公共政策コース)
- 徳島大学総合科学教育部(地域科学専攻 地域創生分野)
高知大学農林海洋科学部(農林資源環境科学科 暖地農学主専攻領域)- 高知大学人文社会科学部(人文社会科学科 社会科学コース 経済政策プログラム)
香川大学農学部(応用生物科学科 生物生産科学コース)
山口大学農学部(生物資源環境科学科 地域環境情報科学講座 地域経営管理学分野)
福岡女子大学国際文理学部(食・健康学科 食料経済学研究室)
佐賀大学農学部(生物環境科学科 地域社会開発学講座 地域ビジネス開発学分野)
宮崎大学農学部(植物生産環境科学科 生産環境領域 農業経営経済学分野)
南九州大学環境園芸学部(環境園芸学科 園芸学分野 園芸生産環境専攻 農産物貿易研究室)
※なお、通常の経済学部においても農業経済学を専門とする研究者は多く所属し、それぞれ本務校にて講義・研究指導を担当している。
脚注
^ 具体的な例として、李登輝元中華民国総統は1943年10月に当時の京都帝国大学農学部に進学をし、農業経済学を学んでいたが、学徒出陣により出征をしている。
関連項目
- 農学
- 国際政治経済学
- 国際食料情報学部
- 農村計画学会
- 水産学#水産経済学
外部リンク
- 日本農業経済学会
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